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ドニー・ニエテス(フィリピン)VS井岡一翔(日本)
WBO世界S・フライ級王座決定戦(2018年12月31日)IN マカオ
ニエテスは、47戦41勝23KO1敗5分け、36歳。WBO1位。
井岡は、24戦23勝13KO1敗、29歳。WBO2位。
前戦の出来が違いすぎる
ニエテスは、9月にカリフォルニアでアストン・パリクテとWBO世界S・フライ級王座決定戦を行い、凡戦の末、引き分けに終わっています。身長160㎝のニエテスには、S・フライ級はちょっと重いような気がしましたね。→https://www.boxing-blog.com/entry/20181023
井岡は、戦前の予想を覆す、素晴らしいパフォーマンスを見せ、マックウイリアムス・アローヨにダウンを奪う快勝。アローヨに体幹負けしないパワーボクシングを披露しました。→https://www.boxing-blog.com/entry/20181004
ニエテスより、アローヨの方が手強いと思います。井岡もやや体つきにゆとりがあり、まだ完全にS・フライ級の身体にはなっていないような気もしますが、ニエテスにパワー負けすることはないでしょう。
手堅いニエテスを倒すのは難しいでしょうが、判定で4階級制覇を絶っセすると思います。
ベッキー・ブドラー(南アフリカ)VS京口紘人(ワタナベ)
WBAスーパー世界ライトフライ級タイトルマッチ(2018年12月31日)
ブドラーは、35戦32勝10KO3敗、30歳。
田口良一から奪ったタイトルのうち、IBFを返上しています。
京口は、11戦全勝8KO、25歳。WBA1位。
2度防衛したIBFミニマム級王座を、8月に減量苦から返上し、ライトフライ級での試運転も、無敗の世界ランカーに快勝しています。→https://www.boxing-blog.com/entry/20181103
ブドラーの足を止められるか
序盤でブドラーにペースを握られると厄介です。京口のボディブローでブドラーの動きを止めることが出来れば、後半、KOのチャンスもあると思います。ただ、強引に攻めこむとブドラーのカウンターが待っていますので、注意が必要です。怖さはないですが、ブドラーはかなりの試合巧者ですよ。
モルティ・ムザラネ(南アフリカ)VS坂本真宏(六島)
IBF世界フライ級タイトルマッチ(2018年12月31日)
ムザラネは、38戦36勝24KO2敗、36歳。初防衛戦です。
8年前ですが、あのゾラニ・テテにTKO勝ちしています。その頃のパンチ力はないにしても、まだまだ怖いパンチを持っていると思います。
坂本は、14戦13勝9KO1敗、27歳。IBF15位。
坂本を見るのは、新人王をとった試合以来ですね。→https://www.boxing-blog.com/entry/2015-12-21-131401
唯一の1敗は、2016年11月に、木村翔に2-0の判定で敗れたものです。その後5連続KO中ですが、相手はほとんどタイ人ですからね。
ちょっと坂本には荷が重いかな
手数で倒すムザラネは、坂本にとっては最も苦手なタイプかもしれません。坂本パンチが運よく当たれば、「あわや」という場面もあり得ますが、恐らくチャンピオンは、坂本のパンチを警戒し、手数で圧倒してくると思います。大差の判定負けか、終盤に連打をあびてストップされるか。ムザラネはスタミナもあるようです。
なお、坂本の試合は、生中継されないようです。