目次
これは判断が難しいですよ、ホント
まずはウォーミングアップで、思いついた名前を列挙してみようと思います。
何といってもまず最初に出てくるのが、ロマゴンことローマン・ゴンザレスですね。
(出典:WOWOW)
ロマゴンの対抗としては、無敗のまま引退したリカルド・ロペスです。強かったですよ。
100年に1度の天才、ミニマム級の大橋秀行さんを力でねじ伏せ、ミニマム級でWBCタイトルを22度防衛しています。
しかし、この天才も21度目の防衛戦でWBA王者のロセンド・アルバレスには大苦戦しました。
52戦51勝37KO1分。ミニマム級でのこのKO率はすごいと思いますが、アルバレスにダウンをもらいながら、疑惑の負傷判定で引き分けたのが、戦歴に傷をつけています。
私は、軽量級では、ロマゴンの軍配を上げますね。
引き続き軽いクラスから名前を挙げます
井上尚弥。過去の日本人ボクサーをザーッと思い浮かべても、井上より強いと思える選手はいません。こんなに強いと思った日本人は記憶にありません。
具志堅用高さんよりはるかに上です。あの頃のライトフライ級(ジュニアフライ級)は創設されて間もない新しい階級で、選手層も薄かったと思います。
ファイティング原田さん(実は私の年齢で記憶が確かなのは原田さんが限界ですね)は当時黄金のバンタムといわれたエデル・ジョフレに勝っています。実績としてはすごいですが、判定勝ちで「強さ」は感じませんでした。
ユーリ・アルバチャコフも強い選手でした。タイでムアンチャイ・キティカセムをKOした試合は「これはむちゃくちゃ強い!」すごいの一言でした。この選手に勝てるフライ級がいてるのだろうか、と思ったほどです。
ピューマ渡久地さんにKO勝ちしたときに、右手を骨折し、ここからはおそらく右を強く打てなかったのか、長い休養明けからも精彩を欠いてしまいましたが、それまでは破壊力抜群のパンチと元アマチュア世界王者のテクニックでホントに無敵のチャンピオンでした。
全盛期のユーリとロマゴンの対決。これは軽量級ではまさに夢のカードですね。
ロマゴンの判定勝ちかな?
もう少し重いクラスでは
フェザー級のワシール・ロマチェンコ。パンチ力では一歩劣る感じですが、それ以外の戦闘能力は一番かもしれません。ギジェルモ・リゴンドーより上だと思っています。ちょっと好き嫌いが入っていますけど。
このあたりの階級では今のところ思いつきません。また後ほど…。
その上だと
シュガー・レイ・レナードがダントツではないでしょうか。
マービン・ハグラーやロベルト・デュラン、トーマス・ハーンズより一枚上手ですね。
最強の呼び声高いフロイド・メイウェザーよりも好戦的な分、レナードの方が強いはずです。40戦36勝26KO3敗1分、思ってた以上にKOが多いですね。
ゲンナディ・ゴロフキンを忘れていました。これはデビッド・レミューとの試合を見てから考えます。
ヘビー級までの間を埋めるのは、Sミドル級のカール・フロッチ、Lヘビー級のセルゲイ・コバレフの2人かな~。
フロッチがIBF王者のルシアン・ビュテを圧倒的パワーの差を見せつけ5回KOした試合が一番印象に残っています。
コバレフはスキのないハードパンチャーですから、この選手に勝つのは容易ではないでしょう。
(出典:WOWOW)
ヘビー級はやっぱりタイソン
マイク・タイソンの試合を初めて見たのは、多分、トレバー・バービックにKO勝ちしてWBC世界ヘビー級タイトルを手に入れたときです。
もうスピードが違いました。パンチのスピードもですが、何より踏み込みの速さです。
マニー・パッキャオより速い!なおかつハンマーパンチの破壊力はもう凶器に近いものでした。生涯戦績は58戦50勝44KO6敗2分。
身長は自称180㎝と言ってたそうですが、実際は178㎝という話です。
最後に忘れてはいけないのが、わが愛するモハメッド・アリです。
61戦56勝37KO5敗。37KOに少し驚きますが、5敗もしていたんですね。
徴兵拒否で3年のブランクを作らなければ、文句なしに史上最強のボクサーにあっさり決定するのですが。
▼そのほかの「最強ボクサーは誰だ?」シリーズの記事はこちらになります。