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京口紘人(ワタナベ)VSチボ・モナべサ(インドネシア)
ライトフライ級10回戦(2018年9月25日)
(出典:TBSチャンネル)
京口は、10戦全勝7KO、24歳。WBA2位、WBC2位、IBFでも5位にランクしています。
体重苦から、IBFのミニマム級タイトルを返上し、階級をライトフライ級に上げ2階級制覇を狙います。
モナべサは、20戦18勝8KO2分け。無敗のサウスポーです。
WBA6位、WBO8位、WBC11位と3団体で世界ランクに名を連ねています。
階級を上げていきなり戦う相手としては、かなり手強い感じがしますね。
間違いなくパワーアップしてる
京口は、ゆったりした構えから、徐々に前に出てプレッシャーをかけます。
1ラウンド終盤には、左ボディ、左アッパー、右ストレートのコンビネーションを叩き込みます。やや力みが感じられますが、間違いなくパワーアップしますね。
一方のモナべサは、ほとんど手を出さず、様子を見ているようです。
2ラウンドに入ると、京口の打ち終わりを狙って、モナべサがシャープな左ストレートを打ち込んできます。
さすが、無敗の世界ランカーですね。京口は高いガードで何とか被弾を免れますが、打ち終わりは十分気を付けつ必要がありそうです。
左ボディブローが突破口
得意の左ボディブローは、ややナックルの返りが悪く(解説の内山高志さん:談)やや力みが感じられましたが、3ラウンドあたりから、結構効果的にヒットし出します。
モナべサは相変わらず打ち終わりの左を狙っています。そして、京口はこのややカウンター気味の左フックを被弾。
ガードの堅い京口がまともにもらったパンチは、これ一発だったと思います。
モナべサは左に比べると、右はそれほどキレがありません。その右アッパーに合わせて、京口の左フックがタイミングよくモナべサの顎をとらえると、モナベサは膝から崩れるようにダウン。
鮮やかなパンチでしたね。
(抜群のタイミングで右フックがモナベサの顎をとらえています)
立ってきたモナベサに京口が一気に畳みかけますが、モナベサも左のカウンターで応戦します。
最後は会心の右アッパー
4ラウンドに、またモナベサの右アッパーに合わせるように京口の左フックがヒット。
モナベサから2度目のダウンを奪います。
(3ラウンドと同じタイミングで左フックがヒット)
再び立ってきたモナベサに京口が襲い掛かりますが、モナベサもしぶとく左で応戦してきます。
まだ、パンチに威力が残っている感じです。ここは強引に行かない方がいいかな、と思っていたら、京口の右アッパーがモナベサの顎を打ち抜き、ふらふらとコーナーに田入れ込んだところで、レフリーが試合をストップしました。
(会心の右アッパーがモナベサの顎を打ち抜きます)
京口のライトフライ級初戦は、4ラウンドTKO勝ち。さらにパワーアップして、会心の勝利でしたね。
年内に世界挑戦を計画してるということですが、さて、ターゲットはどの団体でしょうか。
WBCの拳四朗とやってほしいですね。パワーは京口ですが、スピードとテクニックは拳四朗かな。