目次
7月20日に辰吉寿以輝VS岡村直樹の試合が行われ、辰吉が2ラウンドKO勝ちしたことは、以前のブログでとりあえず書きました。
今日は、その試合を実際にテレビで見ましたので、その詳細をご報告します。
■やっぱりかなり緊張してます
リング上での表情は硬く、かなり緊張しているのがわかります。それ以上に緊張しているのが辰吉丈一郎夫妻でしょう。奥さんは緊張のあまり過呼吸になったそうです。
周りが緊張すると、それでなくても注目度の高い試合ですから、がちがちになるのは仕方がないでしょうし、これも経験でしょう。これからも注目度は高まる一方でしょうから。
■1ラウンドは全く動けず
岡村が軽快な動きでリング上を回り、速いジャブを的確に決めてきます。1勝3敗とは思えない動きです。
それに引き替え辰吉ジュニアはそれを追う足もなく、もたもたと追いかけるだけでほとんどパンチを出しません。逆に相手のジャブや右を被弾し、課題のディフェンスは全く改善されていません。
2分過ぎには、岡村のかぶせるような右がクリーンヒットし、ジュニアがたじろぐ場面もありました。
相手にパンチ力があったら倒れていたかもしれません。
とにかく動きが悪くて、全く手数が出ない最低のラウンドでしたね。
■少しダーティーなKO
2ラウンドに入るとさすがにコーナーで発破をかけられたのか、ようやく攻勢にでます。
しかしスピードがなく相手に動かれると追う足がありません。テクニックでは岡村が一枚上です。
1分過ぎにまた強引に攻めますが、いきなりの右のパンチばっかりで、基本の左ジャブからの攻撃が全くできません。ただただ強引なだけです。
解説の六車さん(いやー、歳とりましたね~:写真)が我慢できずに「ジャブから行け!」と声をかけます。
もうあまりにも出来が悪いので、落ち着いて解説している場合ではなくなったのでしょう。
そして問題のシーン。クリンチを寿以輝が無理やり振りほどいて、相手が体制を崩しかけたところへ力いっぱいの左フック。
これはちょっと強引だしダーティーな倒し方ですね。岡村は倒れた時にマットに頭を打ったため、セコンドからすぐにタオルが投入されました。
パンチ力があるのは認めますが、それ以外はデビュー戦より出来が悪かったと思います。
先は長いですね。