目次
WBC・WBA世界フライ級王座統一戦(2025年3月13日)
寺地拳四朗(BMB)VSユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
両選手のプロフィール
寺地拳四朗(BMB)WBCフライ級王者
25戦24勝15KO1敗、33歳 オーソドックス
身長 164センチ リーチ 164センチ
2017年5月 ガニガン・ロペスに判定勝ちして、WBC世界ライトフライ級タイトル獲得。8度防衛し、9度目の防衛戦で、矢吹正道にTKO負けして、王座陥落しましたが、2022年3月にダイレクトリマッチでリベンジを果たし、3RTKO勝利で王座を獲得しました。その後は、京口紘人、アンソニー・オラスクアガ、ベッキー・ブトラーとの激戦を制し、3度の防衛に成功しました。4度目のカニサレス戦はダウンを奪われる大苦戦の末、辛くも防衛に成功。そして、今年の7月に王座を返上し、フライ級に転向し、2024年10月に王座決定戦を行い、11RTKO勝ちでWBCフライ級タイトルを獲得しました。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)WBAフライ級王者
24戦21勝11KO2敗1分け、29歳 オーソドックス
身長 167センチ リーチ 170センチ
2015年の全日本ライトフライ級新人王ですが、この時の「わしボク」評価はあまり高くなく、相手の細谷が勝っていたようなコメントを残しています。2017年に中谷潤人と対戦し6RTKO負けでプロ初黒星を喫しました。しかし、2018年4月には矢吹道正に1ラウンドTKOで再起戦を飾っています。2023年2月の世界前哨戦では無敗の世界ランカーのジェイソン・パイソンに大差の判定勝ち。2024年1月に無敗の王者、アムテル・ダラキアンに判定勝ちして王座を獲得しました。2度の防衛に成功しています。
展開予想
寺地のパンチ力はフライ級では通用しないような気がします。スキルでは寺地が上回っているでしょうが、ユーリのフィジカルの強さは、この階級では突出していると思います。ダラキアン戦のような展開でユーリが12ラウンドを制するでしょうね。さらにもう一つ付け加えるとしたら、寺地はもう全盛期に比べるとかなり力が落ちている感じがします。
WBO世界フライ級タイトルマッチ(2025年3月13日)
アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)VS京口紘人(ワタナベ)
両選手のプロフィール
アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)WBOフライ級王者
9戦8勝6KO1敗、26歳 オーソドックス
身長 163センチ リーチ 175センチ
オラスクアガは2023年4月に寺地拳四朗に挑戦し、9RTKO負けしたものの、大健闘しました。同年9月に中谷潤人に挑戦したことのあるジーメル・マグラモと対戦しTKO勝ちしています。そして2024年7月、加納陸と王座決定戦を行い3RKO勝ちでタイトルを獲得しました。2024年10月の初防衛戦は1R偶然のバッティングでノーコンテストとなりましたが、ドクターが試合続行可能としていたにもかかわらず、ジョナサン・ゴンザレスが続行を拒否したため、オラスクアガのTKO勝ちと訂正されました。
京口紘人(ワタナベ)WBOフライ級14位
21戦19勝12KO2敗、31歳 オーソドックス
身長162cm リーチ 163cm
2018年12月にヘッキー・ブトラーにTKO勝ちして、WBA世界ライトフライ級タイトルを獲得し、2階級制覇を達成しました。2021年3月に3度目の防衛に成功してから、1年3か月のブランクを経て、2022年6月にアメリカでエステバン・ベルムデスに8RTKO勝ちで4度目の防衛に成功しました。しかし、2022年11月、寺地拳四朗との王座統一戦で7RTKO負けを喫し、王座を失いました。2023年5月にフライ級へ階級を上げましたが、精彩を欠く試合が続いています。
展開予想
オラスクアガはこのクラスで最強だと思います。寺地と再戦してもKOで勝つでしょうね。フライ級でパッとしない京口が相手では、結果は明白です。早い回にオラスクアガが倒すでしょう。申し訳ないですけど、京口にとってはこれが現役最後の試合となりますね。
WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ(2025年3月11日)
岩田翔吉(帝拳)VSレネサンティアゴ(プエルトリコ)
両選手のプロフィール
岩田翔吉(帝拳)WBOライトフライ級王者
15戦14勝11KO1敗、29歳 オーソドックス
身長 163cm リーチ 162cm
2022年11月、9戦全勝でWBO王者のジョナサン・ゴンザレスに挑戦しましたが、僅差の判定でタイトルを獲得出来ませんでした。その後4連続KO勝利で2度目の世界戦のチャンスをつかみ、2024年10月に3RTKO勝ちであっさりタイトルを獲得しました。
レネ・サンティアゴ(プエルトリコ)WBO2位
17戦13勝9KO4敗、32歳 オーソドックス
身長 160センチ リーチ 162センチ
2023年10月にWBO暫定世界フライ級王座を獲得しました。しかし、2024年3月に正規王者のジョナサン・ゴンザレスとの統一戦に敗れました。ゴンザレスはその後、フライ級に転向しオラスクアガに1RTKO負けでタイトル獲得に失敗しています。
展開予想
岩田は5連続KO勝利中と波に乗っています。矢吹との統一戦は実現しませんでしたが、このクラス最強と言っていいと思います。サンティアゴのビデオを観ましたが、いずれも退屈で、もみ合いの好きなボクサーですね。同時に振ってくる大振りのフックさえ気を付ければ、判定は間違いないでしょうが、倒すのは難しそうな気がします。
バンタム級8回戦(117ポンド契約)
坪井智也(帝拳)VSブーンルエン・ファヨン(タイ)