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◆キャンセル
せっかくIBF世界バンタム級挑戦者決定戦として用意された試合が、相手のけがによりキャンセル。結局、フィリピンから急遽呼んだ無名選手と、一応「世界前哨戦」と銘打って試合は強行されましたが、果たして前哨戦になるのでしょうか。
◆岩佐亮佑VSリカルド・ロア(2015年2月18日)
力の差が歴然としていましたね。しかも相手は10日ほど前にこの試合が決定していますので、準備不足どころではないでしょう。
それでも、早くも2回にロアは「このままでは勝てない」と、勝負をかけてきました。あわよくば、岩佐の世界ランクを奪おう、という気迫がうかがえました。
ゴロフキンの強打から逃げまくって、最後につかまってKOされたマレーとは大違いです。
マレーは最低のボクサーです。一日も早く引退すべきですね。
さて試合は結局、岩佐のパンチで目をカットし、連打を浴びたところでストップがかかりましたが、最近のフィリピンのボクサーは戦績だけでは侮れません。
岩佐は以前、油断してフィリピンボクサーに痛い目に合っていますからね。
◆相手は、ランディ・カバジェロ
フィリピンから急遽呼んだ無名選手が相手でしたが、一応「世界前哨戦」とのことでしたからおそらく次の対戦相手になるのはIBFの世界チャンピオン、カバジェロ。
この選手は接近戦が得意で、パンチも鋭角的に打ってきますので、いわゆる切れるパンチを持っています。ただフィジカル面での弱さを感じました。要するにパワー不足なんですね。
前回の決定戦でも、後半は相手のスチュアート・ホールのパワーに押されていました。
岩佐としては、前半の切れのあるパンチをうまくかわし、じわじわとプレッシャーをかけていけば、KOは無理でも、判定では勝てるような気がするんですけどね。ただ、間違ってもチャンスで相手をコーナーに詰めて、むきに打ち合うのだけはやめておいたほうがいいでしょう。カバジェロのパンチは角度がいいですから、カウンターをもらうと危険です。
それでも、バンタム級では一番危険のない相手だと思います。
まあ、亀田和毅がいますけど、こっちは赤穂亮に任しておきましょう。最近、赤穂も佐藤に負けた時より上達してきていますから、和毅ともいい勝負ができそうです。
岩佐はどうやら、挑戦できるとしても、アメリカへ行くことになるようです。
当て勘のいい岩佐ですから、ポイントは明確に取れると思います。ジャブもいいですから、アメリカのジャッジの心証も悪ないはずです。
したがって、敵地アメリカでも十分ポイントをピックアップできる能力を持っていますが、できればKOしてほしいですね~
日本タイトルマッチで、山中をグラリとさせたあのパンチが当たれば!