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中谷潤人(M・T)VSデクスター・アリメンタ(フィリピン)
フライ級10回戦(2018年7月7日)
(出典:日テレG+)
中谷は15戦全勝11KO、20歳。WBCフライ級5位。
中谷については「わしボク」が、東日本新人王戦から追いかけている期待のホープです。
全日本新人王戦ではやや苦戦しましたが、しっかり判定で期待に応えてくれました。
東日本新人王決勝 ↓
2106東日本新人王決勝 わしボクがちょっと気になった選手(中谷潤人、福永亮次、石井龍輝、大野俊人)
ついでに全日本新人王決勝も ↓
ワシボクが選んだスーパースター候補はこいつだ! 全日本新人王決勝(富岡大樹&中谷潤人&福永亮次)
まさか、こんなに早く世界ランカーになるとは思いませんでした。
余談ですが、新人王決勝で中谷に判定負けした、矢吹政道は先日、世界ランカーをKOしていますね。
アリメンタは、16戦13勝9KO3敗、22歳。WBOアジアパシフィックライトフライ級10位。
元世界ランカーで、KO率の高い危険な相手ですよ。
あっけない幕切れ
初回は、中谷が左の射程距離を図っている感じです。
お互い探り合いのうちに1ラウンドが終了しました。
2ラウンドに入ると、中谷の右ジャブが増えてきます。
左右のボディブローが効果的ですね。
中谷の長い距離に、アリメンタは、なかなか中に入れません。
中谷の左ストレートが、かなりヒットし出しました。距離が合ってきた感じです。
上下の打ち分けもいいですね。
そして3ランド早々、中谷が勝負に出ます。
ロープに詰めて左右のボディブロー。
(この左右のボディブローが結構効いたようです)
何とかコーナーから脱出するアリメンタに、うまく距離を取って長い右ストレートをヒットし、狙いすました左ストレートを放つと、ロープまで下がったアリメンタが膝をつきます。
非常に相手の動きをよく見て戦っていますね。
(とどめの右ストレートがアリメンタの顎ととらえると、アリメンタはロープに下がり膝をつきます)
しかし、ここからはいけません。中谷が、倒れた相手にさらにパンチを打ちこみます。
慌ててレフリーが止めに入り、ダウンを宣告し、カウントアウト。
(倒れたアリメンタにさらにパンチを打ちこむ中谷)
昔、具志堅用高さんが、ダウンした相手に、さらにパンチを打ちこんでたのを思い出しました。
いずれにしても、ダウンした相手にパンチを放つのは良くないですね。
場合によっては反則を取られますよ。
今回は、アリメンタが戦意喪失した感じで、ダウンしたので、相手陣営からのクレームはなかったようです。
次はOPBFタイトルを狙うようです。いよいよ世界を見据えて、動き出すようですね。
フライ級にしては長身(171㎝)ですし、パンチ力もあります。しかもまだ弱冠20歳。楽しみですね。