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近藤明広(一力)VS宮崎辰也(マナベ)
S・ライト級8回戦(2018年9月1日)
(出典:日テレG+)
近藤は、38戦30勝17KO7敗1分け、33歳。IBF世界S・ライト級4位。
昨年11月にニューヨークで、セルゲイ・リビネッツとIBF世界S・ライト級王座決定戦を行い、善戦むなしく判定でタイトル獲得に失敗しています。 ↓
予想外に(失礼!)大健闘 近藤明広VSセルゲイ・リピネッツ IBF世界S・ライト級王座決定戦
この試合が、再起第二戦となります。
宮崎は、21戦9勝9KO11敗1分け、34歳。
戦績は負け越していますが、勝利はすべてKOというハードパンチャーです。なかなか不敵な面構えをしていますね。
「わしボク」は、世界ランカーの近藤に一泡吹かせてくれないかな~と、淡い期待をしています。
やはりスキルの差は歴然
宮崎は明らかに初回から倒しに行っていますね。
近藤は左ジャブで、宮崎をうまくコントロールしています。
宮崎はちょっと力みすぎですね。まあ、仕方がないとは思いますが。
初回から距離を図っていた近藤のノーモーションの右フックが、2ラウンド開始早々にヒットし、宮崎が体勢を崩します。
そして、さらに近藤の右ストレートがクロス気味にヒットし、宮崎が腰を落としました。
しかし、近藤もここは深追いはしません。
宮崎は、近藤の右に合わせて、相討ちを狙っています。
やはり、宮崎にとっては、近藤の左ジャブが邪魔ですね。
残り30秒のところで、近藤の打ち下ろし気味の右が宮崎の顎をとらえ、宮崎が膝をつきました。
(近藤の右打ち下ろしで宮崎が膝をつく)
宮崎が、ダウンを奪われました。
立ってきた宮崎に、近藤が畳みかけますが、何とかこのラウンドを凌ぎます。
そして、3ラウンド中盤、近藤の右ストレートがカウンターでヒットし、宮崎が2度目のダウン。
(宮崎の右合わせて、近藤の右ストレートがカウンターでヒット)
これは、かなり効いたはずですが、宮崎は立ってきます。
近藤の右が何度かヒットしたものの、宮崎は鼻血で顔を真っ赤に染めながら、しぶとく打ち返してきます。
4ラウンドは一気に近藤が倒しに行くのかと思いましたが、宮崎の強打を警戒し、自分の距離を保ち、冷静に試合を運びます。
そしてようやく5ラウンド、宮崎がロープに詰まった近藤にパンチを打ちこもうとしたところへ、近藤の止めの右フックがヒットし、宮崎が3度目のダウン。レフリーはすぐに試合をストップしました。
(とどめは、右のフック。レフリーはすぐに試合をストップしました)
近藤が、5RTKOで再起第二戦を勝利で飾りました。
次は世界、ということですが、「わしボク」としては、やはり岡田博喜と対戦して、「日本人NO.1」を証明してから、世界に挑んでほしいと思います。