目次
山中慎介VSアンセルモ・モレノ(パナマ)
WBC世界バンタム級タイトルマッチ(2016年9月16日)
前回は2-1の辛勝。私は、今度は山中のKO負けの可能性も考えられるだけに、緊張します。
山中は27戦25勝17KO2分け、32歳。この2試合、神の左は湿りがちです。
逆にガードの甘さ、打たれもろさが目につきます。
モレノは41戦36勝12KO4敗1分け、30歳。WBC1位。
いずれもサウスポースタイルです。
(出典:日本テレビ)
いよいよ試合開始
1R
山中が不用意にモレノ左右のパンチをもらいました。少し、効いています。
(最近の山中はガードの甘さが目立ちます)
しかし、終盤、山中の左がカウンターで決まり、モレノがダウン!
波乱の幕開けです。
(距離が近いから早くも左フックがヒット。モレノはまだ深刻なダメージではない)
2R
今日はモレノが結構前に出てきます。アグレッシブでモレノがペースを握っている感じがします。
前回の判定負けの反省から、明らかに戦略を変更してきていますね。
3R
距離は前の試合よりもかなり近いですね。とにかくモレノ積極的です。なかなか怖いパンチを振ってきます。特に右が結構強そうです。
4R
あちゃ~、モレノカウンターの右フックカウンターで今度は山中がダウン!結構効いているぞ。
(前の試合から、この右の返しを狙われるようになりましたね)
4R終了時点で2-0で山中優勢ですが、少しずつモレノペースになっているような気がします。
5R
今日はモレノ右が怖い!ですね。山中の左に対して、右のカウンターを決めてきます。
(またも、右の返しをカウンターで狙われました。あわやダウンかというほど、山中は体勢を崩しました)
この回はペースは完全にモレノ。完全に山中の返しの右を狙われています。
6R
やった~!山中の神の左が決まりました。モレノがダウン!初回のダウンよりかなりしっかりヒットした感じです。
(今度はばっちり距離が合って会心のヒット)
しかし詰め切れません。
でも、モレノは効いているぞ!
7R
またもや左ストレートでモレノがダウン!もう立ってくるな~
かなりダメージはあるようですが、あ~立ってきました。しぶといですね。いけ~!山中。
そしてようやくとどめの左!今度はさすがにレフリーがストップしました。
(この回2度目のダウンを奪い、ストップ)
あ~疲れたよ!
7RTKO勝ちで11度目の防衛成功。
疲れました。山中、返しの右はやめましょうよ。
(リングに上がってきた長谷川と勝利を祝福しあう。感動的でした)
モレノが積極的に打ってきたので、かなり危ないシーンもありましたが、やはり打ち合ったら山中のパンチ力が上でした。
しかし、ガードが甘くなりましたね。不用意にパンチをもらいすぎます。特に序盤に集中力を欠いている場面が多いような気がします。
面白い試合でしたが、ハラハラさせすぎです。もっと堅実なボクシングをお願いします。
次は亀田和毅とやってみる、というのはどうですか?