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リアム・スミス(イギリス)VSサウル・アルバレス(メキシコ)
WBO世界Sウェルター級タイトルマッチ(2016年9月18日)
観衆の数、51400人。けた違いの人数ですね。
(ちなみに、山中、長谷川のダブルタイトルマッチが6000人です)
(出典:WOWOW)
スミスは24戦23勝13KO1分け、28歳。176㎝。
アルバレスは49戦47勝33KO1敗1分け、26歳。175㎝。
連続KO中のスミスですが、私は、スミスにカネロを倒すだけのパンチ力はないと思います。
しかし、スミスは亀のような堅いディフェンス力を持っていますから、カネロも容易に打ち崩すことはできないでしょう。
判定決着必至ですね。
実力差はかなりあると思いますが、アルバレスの仕上がり次第では後半、かなり苦戦する可能性もありますね。
さて、試合開始
1R
カネロは調子よさそうです。手動きもいいし手数も多いですね。左ジャブがスミスの堅いガードを割ります。スピードもカネロが上ですね。
2R
カネロが手数増やすします。しかしスミスも反撃。後半はスミスもパンチをかなりヒットしました。さすがチャンピオン、なかなかやりますね。
3R
カネロの得意のボディが決まり、少し効いたかもしれません。スミスの手が止まりました。しかし、終盤少し回復し、反撃してきます。スミスはかなりしぶといですね。
4R
スミスがリズムよくパンチを繰り出してきました。パワーはカネロが上ですが、スミスも負けてはいません。コツコツとパンチをヒットしてきます。
後半、スミスが前に出て攻めます。カネロは休んでいる感じがしますね。
5R
カネロがスミスのガードをこじ開けパンチをヒットします。しかし、カネロが攻撃を休むと、スミスが反撃してきます。
ラウンド終わりにスミスがラッシュ。スタミナはスミスがあるような気がします。
浜田さんはスミスにポイントを与えました。
6R
カネロが不用意にパンチをもらうようになってきたのが気になりますね。このラウンド、パンチのヒット率ではスミスが上です。アルバレスが少し失速気味。
なかなか、カネロがペースを握れません。
7R
カネロは少し力みすぎ。後半のスタミナが心配です。
しかし、スミスが攻勢に出て、ロープに詰めたところへ、カネロのパンチが3連打を集め(右フック、左ボディ、右フック)スミスがついにダウン。パンチ力の差が出ましたね。
(カネロの素晴らしいコンビネーションブロー。右、左、右)
(1回目のダウン)
しかし、カネロは追撃が甘い。少しスタミナ切れ、という感じです。
8R
お互いのパンチがヒットします。そして、スミスが前に詰めます。そこへカネロがボディへカウンター!
またもや、スミスがダウン。なんとかカウント8で立ち上がります。
(ボディへのカウンターは絶妙のタイミングでした)
ようやくカネロがペースをつかんだ感じです。
9R
しかし、スミスはタフですね。カネロが休むと、反撃してきます。カネロのボディが強烈に決まるが、耐えるスミス。
が、ついに、カネロの渾身の左ボディが強烈に決まると、たまらずスミスがダウン!
(渾身の左ボディ!)
これは苦しい。立てないか!
レフリーがストップしました。カネロの9RTKO勝ちです。
浜田さんは「スミスをKOできるとは思わなかったですね」
まさに同じ意見です。しかし、スミスは私の予想以上に強かった思います。
カネロは、右手を痛めていたようです。しかし、ボディブローを多用し、最後にKOで仕留めたのはさすがですね。
1年後にゴロフキンと対決
さて、アルバレスはこの後、どうするのでしょうね。Sウェルターは何だかきつそうです。またミドルに戻すのでしょうか。
いずれにしても、ゴロフキンとの対決は来年の9月になりそうですね。
ゴロフキンは最近、出来不出来の差が激しいような気がします。来年まで、チャンピオンでいてるでしょうか。(最近ではレミュー戦が一番調子が良かったと思います)
仮に、来年の9月に対決するとしたら、アルバレスのボディブローで沈められそうな気がします。
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