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サウル・カネロ・アルバレスのアンダーカード2試合の模様を、簡単にご報告していきます。
ジョセフ・ディアス(アメリカ)VSアンドリュー・カンシオ(アメリカ)
NABF北米フェザー級タイトルマッチ(2016年9月18日)
(出典:WOWOW)
ディアスはWBC3位、WBO7位。21戦21勝12KO、23歳のサウスポーです。
浜田さんいわく「将来的には世界チャンピオン」とその将来性に太鼓判を押しています。
カンシオは22戦17勝13KO3敗2分。WBO16位にランクしています。
序盤はカンシオのパワーに押されていたディアスですが、3ラウンドあたりから左がヒットし出します。
カンシオは前に出て手数は多いのですが、ディアスはこれをうまくいなし、クリーンヒットの数では上回ります。
6ラウンドにはディアスが完全にペースを握り、7ラウンドあたりから、ディアスの一方的な展開になりました。
ディアスの多彩な攻撃の前にカンシオはなすすべなく、逆転の右の一発も空を切るだけです。
そして、9ラウンドにこの一方的な展開をみて、ついにレフリーが試合をストップしました。
(このストップは妥当ですね)
余談ですが、「カンシオ」が「タン塩」に聞こえて仕方がありませんでした。
勝ったディアスは、以前にも書きましたがやはりパンチ力が今一つで、WBO王者のオスカル・バルデスには遠く及びませんね。
ガブリエル・ロサド(アメリカ)VSウィリー・モンロー・ジュニア(アメリカ)
WBOインターコンチネンタルミドル級王座決定戦(2016年9月18日)
(出典:WOWOW)
ロサドは32戦23勝13KO9敗1NC,30歳。WBO10位です。
モンローは22戦20勝8KO2敗、29歳。WBO14位です。
2人ともゴロフキンに挑戦してKO負けしています。ロサドは7R(2013年)、モンローは6R(2015年)です。
モンローはこの時、大善戦し、ゴロフキンがよれよれになったシーンもあったのですが、最後は力の差を見せ付けられ、KOで敗れました。
ゴロフキンはボディに弱点が?と思わせた一戦でしたね。
しかし、ロサドVSモンローの試合は、退屈そのものでした。
ロサドはサウスポーのモンローと距離が全く合わず、恐らくクリーンヒットは1発もなかったと思います。
モンローもひたすら低く構えて、左カウンター狙いだけ。
まったくかみあわないまま、12ラウンドを無駄に消化しました。
テレビ観戦している私にとっては、この間にゆっくりお昼ご飯を食べ、カネロの試合に備えることが出来たので、それはそれでよかったのかもしれません。
3-0の判定でモンローが新王座につきました。
モンローはこの次、カネロとやる、なんて話もあるようです。
カネロもこのモンローはやりにくい相手でしょうね。
それはともかく、このWBO傘下のタイトルを獲得したことで、またWBOランキングが上がりますね。