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全勝のホープ、アダム・コウナツキが大番狂わせの4RTKO負け VSロバート・へレニウス

(出典:WOWOW)

アダム・コウナツキ(ポーランド)VSロバート・へレニウス(スウェーデン)

WBA世界ヘビー級挑戦者決定戦(2020年3月7日)

コウナツキは、20戦全勝15KO、30歳。WBA4位。191cm。

すべての団体で上位にランクされている、全勝の次期世界チャンピオン候補です。年齢は30歳ですが「遅咲きのホープ」と言われています。

へレニウスは、32戦29勝18KO3敗、35歳。WBA7位。199cm。

2019年7月に、ジェラルド・ワシントン(IBF9位)にKO負けしています。キャリア12年のベテランですが、世界戦の経験はありません。

試合経過)

1R)ぽっちゃりVS長身

身長では8cm高いへレニウスですが、体重ではコウナツキが120キロに対して、へレニウスは108キロとスリムな体つきをしています。コウナツキは相変わらずのぽっちゃり体型で、しっかり脂肪の鎧を身にまとっています。

コウナツキは左をついて前に出ます。長身のへレニウスは下がりながら距離をとります。コウナツキは初回からガンガンパンチを打ち込みます。かなり距離が遠い感じでしたが、終盤にはコウナツキの左ジャブがヒットしだします。

2R)多少の被弾は構わず前に出るコウナツキ

コウナツキがガンガン前に出て、パンチを放ちます。へレニウスはフットワークを使って距離をとり、接近するとクリンチでコウナツキの攻撃を阻みます。

ラウンド中盤、コウナツキが不用意にパンチを放って距離を詰めると、へレニウスのカウンターがヒットします。コウナツキは多少パンチを被弾しても、構わず前に出て、左右のフックを叩き込みます。

しかし、へレニウスもコウナツキの動きが止まると、ワンツーを返してきます。ラウンド終盤は、コウナツキが、へレニウスをロープに詰めて連打を畳みかけます。

3R)へレニウスが防戦一方に

この回は、コウナツキもガードを少し上げて、前に出ます。そして相変わらずガンガン前に出てパンチを放ちます。へレニウスはやや防戦一方になってきた感じです。

ラウンド終盤は、またコウナツキが連打を畳みかけます。結構クリーンヒットが多くなってきましたね。へレニウスはやや疲れた表情をしています。

4R)まさかの右ストレートカウンター

コウナツキがややプレッシャーを強めて前に出ます。そしてへレニウスをコーナーに詰めて連打を叩き込みます。ここでへレニウスがロープにのけぞりながらも、右ストレートのカウンターをヒットし、コウナツキが膝をつきます。

レフリーはスリップダウンと裁定し、そのままノーカウントで試合を続行させます。しかし、解説の浜田さんは「いいカウンターが入りましたね」としっかり見ていました。

へレニウスは、ちょっと様子を見ていましたが、すぐに左ジャブから右ストレートをコウナツキの顔面に放ち、最後は返しの左フックでコウナツキが仰向けにダウンしました。

何とか立ってきたコウナツキですが、足元はふらついています。へレニウスは連打を畳みかけます。防戦一方になったところで、レフリーが割って入り試合をストップしました。

まさかまさかの番狂わせ。4R逆転TKO勝ちで、へレニウスが挑戦権を獲得しました。コウナツキは痛い痛い初黒星を喫しました。

「わしボク」の節穴の「目」

倒しに行ったコウナツキに隙が

3ラウンドでかなり顎が上がった感じのへレニウスでしたから、コウナツキは4ラウンド開始早々、一気に倒しに行きました。「好事魔多し」と言うのでしょうか、あと一歩で倒していたはずでしたが、まさかの右ストレートのカウンター。あれがすべてでしたね。ちょっとした油断が命取りになりました。これがヘビー級という試合でしたね。

へレニウスに先はない

これから世界のトップ戦線に殴り込みをかけるコウナツキに対して、下り坂のへレニウス。初黒星を喫したコウナツキはまだトップ戦線に返り咲く可能性は十分あるでしょうが、勝ったへレニウスが世界タイトルを獲得する可能性は、限りになくゼロに近いと思います。

ただ、コウナツキが攻めるときのガードの甘さは、世界を狙う上で、致命的な欠点となるかもしれませんね。

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