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カネロ・アルバレス(メキシコ)ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)

IBF・WBA・WBC世界ウェルター級王座統一戦(2019年5月4日)
カネロは、54戦51勝35KO1敗1分け、28歳。WBC・WBA王者。
ジェイコブスは、37戦35勝29KO2敗、32歳。IBF王者。
どうやら、ジェイコブスは、前日計量はクリアしたものの、当日計量でオーバーしたようですね。試合は、ジェイコブスが罰金を支払うことで、なんとか予定通り行われます。
試合経過)
速報をお届けしたいのですが、ちょっと野暮用で、これから出かけなければなりません。帰宅後すぐ詳細をお伝えしたいと思います。ご容赦ください。まもなく始まります。ギリギリまでお伝えします。
1R)
カネロが前に出てプレッシャーをかけます。ジェイコブスは左ジャブを突いて、距離をとります。カネロが積極的に仕掛けます。
2R)
カネロが少しプレッシャーを強めます。しかし、ジェイコブスも手数を増やして応戦。距離をキープします。
3R)
少し距離が詰まった感じがします。カネロが強引に打って出ますが、ジェイコブスも負けずに応戦します。しかし、ジェイコブスのパンチも、カネロはボディワークで空転させます。
4R)
ジェイコブスに少し余裕が出てきたように見えます。カネロはなかなか距離をつかめていないようですね。ここまでのカネロは、やや攻めあぐねているような感じですね。
5R)
相変わらず前に出てプッシャーをかけるのは、カネロですが、ジェイコブスにリズムが出てきた感じで、手数も多くなっています。距離はジェイコブスが支配しています。カネロも手数では負けていませんが、まだ距離が遠いですね。ジェイコブスの左ジャブが効果的です。
6R)
相変わらず前に出て先に手を出すのはアルバレス。しかし、ジェイコブスは左ジャブでこれをうまく捌いています。ラウンド中盤、ジェイコブスは左にスイッチして、カネロの攻撃をかく乱します。手数ではカネロですが、ペースはジェイコブスが握っているような気がします。
7R)
ジェイコブスは相変わらずサウスポースタイルです。カネロがやや強引に攻めこみます。しかし、ジェイコブスの右ジャブもかなりカネロにとっては邪魔になっていますね。ジェイコブスの左が浅くヒット。今度はジェイコブスが前に出ます。ジェイコブスは頻繁にスイッチして、カネロの攻撃をかく乱します。カネロはかなり攻めあぐねていますね。
8R)
概ね、どのラウンドもカネロが攻勢をかけ、ジェイコブスが守勢に回っている感じですが、お互いほとんどクリーンヒットはありません。むしろ、ジェイコブスは非常に上手く戦っているように思えます。そして、このラウンドは、ジェイコブスが少し積極的に攻勢をかけています。しかし、接近しての打ち合いはアルバレスに分があるようです。
9R)
ジェイコブスはサウスポーにスイッチ。カネロはやり難そうです。しかし、退屈な試合ですね。
要するに、かみ合わないラウンドがずっと続いている感じです。少し、カネロの左右パンチがヒットし、動きが止まった感じのジェイコブスですが、左のカウンターでカネロの攻勢が止まります。しかし、お互いほとんどダメージはありません。これは、間違いなく判定ですね。
10R)
ジェイコブスは頻繁にスイッチします。相変わらず追いかけるカネロですが、やり難そうですね。カネロの攻勢に対して、負けずにジェイコブスも応戦します。ジェイコブスはまだ、距離をキープしていますね。
11R)
カネロが攻勢をかけます。しかし、ジェイコブスは頻繁にスイッチして、これをかわします。相変わらずかみ合わないボクシングに、やや会場もブーイング気味です。終盤、ジェイコブスが攻勢をかけます。しかし、効果的なパンチではアルバレスかな。
12R)
ようやくお互いのパンチが交錯します。ジェイコブスがこの一番の手数で攻め込みます。カネロはアッパーで応戦。しかし、ラウンド後半はお互いすこし疲れたか。結局、効果的なパンチがなく終了しました。
全く山場のない凡戦ですね。終始、前に出てパンチを放っていたいたカネロがやや有利かな。しかし、終始、距離を支配していたのはジェイコブスです。いずれにしてもこの二人は✖です。
判定は、3-0(115-113、116-112、115-113)でカネロの勝利です。