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ジャクール・スティーブンソン(アメリカ)VSオスカー・メンドーザ(アメリカ)
フェザー級6回戦(2017年12月9日)
(出典:WOWOW)
スティーブンソンは3戦全勝1KO、20歳。
リオ五輪のバンタム級で銀メダルを獲得しています。
4か月前の試合では、ちょっと物足らないスティーブンソンでしたが、さて今回は世界中が注目するロマチェンコVSリゴンドーのアンダーカードですから、いいところを見せたいでしょうね。
メンドーザは6戦4勝2KO2敗、26歳。
力の差がありすぎた
この日のスティーブンソンは倒す気満々です。
サウスポースタイルから放つ左ストレートの射程距離をアジャストすると、ラウンド後半はかなり強いパンチで、連打を浴びせ、早くもメンドーザは防戦一方に追い込まれます。
2ラウンドにワンツーを連打し、ボディブローでメンドーザがたじろぐと、一気にパンチをまとめ、一方的になったところで、レフリーがストップしました。
(一方的な展開にレフリーがストップ)
これだけ力の差があったら、スカッと倒してほしかったと思います。前回の試合でも感じましたが、もう少しパンチ力がほしいですね。
マイケル・コンラン(アイルランド)VSルイス・フェルナンド・モリナ(アルゼンチン)
フェザー級6回戦(2017年12月9日)
(出典:WOWOW)
コンランは4戦全勝4KO、25歳。
ロンドンオリンピックでは、フライ級で銅メダルを獲得しています。
残念ながらリオではベスト8で敗退しています。
モリナは11戦7勝2KO3敗1分け、29歳。
守りの堅いモリナに手を焼く
5連続KOを期待されたコンランですが、ガードの堅いモリナになかなかチャンスを作れません。
2ラウンドからサウスポーにスイッチして、打開を図りますが、さすがに左のストレートはかなりぎこちない打ち方です。
ポイントはコンランが着実に奪っていますが、モリナはなかなか連打を許してくれません。
モリナもコンランのサウスポースタイルにがやりにくそうで、攻め手がありません。
5ラウンドにコーナーからゴーサインが出たようですが、モリナのガードの堅さに、連打が続きません。
しかし、コンランは器用ですね。回を追うごとにサウスポーが様になってきました。
でも私は、右構えで勝負してほしかったと思います。
コンランは、上手さを存分に見せ、無難に判定で勝利をものにしました。
セミファイナルで、あまり目立ってはいけないとでも「忖度」したのでしょうか。