テレンス・クロフォード対レイムンド・ベルトラン(2014年12月15放送)

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目次

◆その前に前座のIBF世界フェザー級タイトルマッチ

その前に前座のIBF世界フェザー級タイトルマッチに少し触れておきます。

 

イブゲニー・グラドビッチ(ロシア)に7位のジェイソン・ペレスが挑戦した試合。

 

両者とも無敗で特に挑戦者のペレスは22勝中16KOのパンチ力に期待して見ていましたが、期待外れもいいとこで、ジャブは数は多いが的確性に欠けるし、ボディーブロー以外にこれといってみるべきものなし

チャンピオンも手数多く隙のないボクシングをするが、決め手に欠けるので、微妙なラウンドが多くなり、結局引き分け。まあ、チャンピオンには少し気の毒な採点だったと思います。
今のフェザー級ならこのチャンピオンが狙い目ですね。ジャブで勝てます。

 

◆メインのクロフォードの試合

さてメインのクロフォードの試合ですが、これも期待外れでした。
ガンボアを倒したときは、「強い!年間最高試合候補ちゃうか!」と思いましたが、今回はただの平凡なテクニシャンでしたね。

むしろパワーはベルトランの方がありました。チャンピオンは挑戦者のパンチ力にもかなり警戒して、完全にアウトボクシングに徹し、盛り上がり欠ける地味な試合でした。
調子が悪いのか、こぶしでも痛めていたのか、とにかく消極的で、ガンボアの時とは別人のようにつまらないボクサーに成り下がっていました。残念です。

しかも、チャンピオンはスイッチしてサウスポーで戦う時間が多く、ベルトランはやりにくそうで、手数も少なく、かみ合わない感じで、これが余計に試合をつまらなくしていました。まともに打ち合ったら、ベルトランにも大いにチャンスがあったかもしれません。

 

確かに負けないボクシングはしますが、KOファンには退屈だし、パンチのほとんどが長いリーチを生かした安全なジャブが中心で、プレッシャーをかけても、カウンターを警戒しすぎて、ほとんど手が出ていない場面が多かったと思います。

そうそう、前の週に49歳のホプキンスの試合が放送されましたね。

これはもうホプキンスの完敗でした。あれほど一方的に打たれるホプキンスを初めて見た気がします。さすがにもう引退ですね。お疲れ様でした。

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