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ライアン・マーティン(アメリカ)VSフレイディス・プレスコット(コロンビア)
S・ライト級8回戦(2018年5月6日)
(出典:WOWOW)
マーテインは、21戦全勝12KO、25歳。IBFライト級6位。
プレスコットは、43戦31勝22KO12敗、34歳。
アミール・カーンにKOで勝ったことで有名ですね。しかも、それがカーンの初黒星ですから。
パンチ力だけだと、プレスコットの方があるかもしれません。
結構、名のある選手と対戦しています。
マーティンがボディブローでダウンを奪うが
左ジャブを突いて前に出るマーティンに対して、プレスコットは下がりながら様子を見ています。
マーティンは、ガードも堅く、左のボディブローのダブルもうまいですね。
ただ、右を打った後、右手を振っていたのが気になります。痛めたときによくやるしぐさです。
プレスコットの、ボディへのストレートがいいですね。
マーティンは左の使い方はうまいのですが、右の精度があまりよくありません。
どうも、マーティンは右を痛めた感じがします。
4ラウンドにマーティンのボディブローで、プレスコットがダウンしました。
が、レフリーはローブローと判断したようですよ。
しかし、ビデオ再生を見ると、右がアッパー気味に、プレスコットのボディをとらえています。レフリーの判断ミスですね。
(右のボディアッパーがきれいにプレイスコットのボディをとらえています)
2度目のボディブローでまた、プレスコットがダウンしましたが、これもレフリーはローブローと判断したようです。
まあ、このボディは少し低いようですね。
大の字になり、マウスピースを吐き題したプレスコットは、試合を諦めた感じに見えましたが、試合は続行されるようです。
(大の字に倒れこむプレイスコット)
マーティンはこの反則で減点1を取られました。
5ラウンドのダウンで決まったかと
5ラウンド中盤、マーティンがプレスコットをコーナーに追いつめて、右アッパーから左フックの返しで、プレイスコットからダウンを奪いました。
今度は完全にダウンです。
(右アッパーが効いたようですね)
(今度は正真正銘のダウン)
これで決まりでしょうね。
おっと、立ってきましたよ。
しかも、プレイスコットは反撃してきました。マーティンは無理をしません。
6ラウンドにマーティンがまた強めに出てきました。
しかし、プレイスコットは粘りますね。頭をつけ合って接近戦で応戦します。
プレイスコットの粘りで倒せず
マーティンが左右のパンチをかなり強引に打ち込みますが、クリーンヒットせず、プレイスコットも打ち終わりに反撃してきます。
結構、マーティンの強い左ボディがヒットしますが、プレイスコットはしぶとく応戦してきて、ついに最後まで粘りました。
判定は3-0(79-71、79-71、77-73)でマーティンの勝利。
マーティンが力んで打つパンチは、どうもキレがない感じですね。
特に右は少しオープン気味で握りが甘いような気がします。
恵まれた体格をしていますので、もう少しパンチにキレがあれば、世界を狙えると思います。