ペドロ・ゲバラVSリチャード・クラベラス、カルロス・クァドラスVSルイス・コンセプション、ミゲール・コットVSダニエル・ギール

■WOWOWエキサイトマッチ観戦記・28

WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
ペドロ・ゲバラVSリチャード・クラベラス

ゲバラは日本で八重樫東をボディ一発で沈めたハードパンチャー、一方のクラベラスは12勝すべてがKO(無敗2分)のこれまた剛腕ボクサーです。世界14位とはいえ、危険な相手ですね。

クラベラスはフィリピンの選手です。こんな危険な戦績を残しているボクサーが東洋にいるのは何とも不気味ですね。最近フィリピンはほんとにレベルが高い。

試合は予想通り、クラベラスが猛然とチャンピオンに襲いかかります。こんな選手にパンチをもらったら大変。とりあえずゲバラはアウトボクシングで様子を見ているようでした。

八重樫をボディ一発で沈めたゲバラが、こんなところでこけたら八重樫の立場がありません。

なんてことを考えていたら、ゲバラが攻勢に出て、ボディがクラベラス脇腹へめり込み、あっさりダウンしました。

 

えっ、終わり?

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なんと12勝12KOは立ってきませんでした。

ライトフライでこのパンチ力はすごい!の一言です。
ゲバラには危険印をつけておきましょう。

■WBC世界Sフライ級タイトルマッチ
カルロス・クァドラスVSルイス・コンセプション

クァドラスは帝拳ジムとプロモート契約をしているメキシコの選手です。WBCライト級チャンピオンのホルヘ・リナレスと一緒ですね。

コンセプションは元WB世界フライ級の世界チャンピオンです。

 

パンチ力はクァドラスより上だと思います。ただ3敗しているのですが、いずれもKO負け。こういう選手は多いですけど、軽量級では珍しいですね。

相手がパンチ力のある選手だと見切ると、クァドラスは軽いパンチで、手数でポイントを取る作戦に出ます。こずるいですね。

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こつこつ当てて、ポイントを拾い、コンセプションは軽いパンチを結構もらい、さすがにへばってきます。ところがクァドラスも7回あたりからさすがにうち疲れ。

でもスタミナの切れかかった中盤戦で、きっちりとポイントを奪うあたりはさすがチャンピオンです。

終盤、挑戦者のボディ攻撃にかなり消耗した感じがありましたが、結局手数に徹したクァドラスが最後までペースを譲らず、無難に判定勝ち。

しかし、クァドラスは面白味のないチャンピオンですね。32戦31勝25KO1分の戦績からは想像もできない地味なボクシングをします。
一度、井上尚弥にシバイてもらいましょう。

■WBC世界ミドル級タイトルマッチ
ミゲール・コットVSダニエル・ギール

不思議なタイトルマッチです。

 

本来、ミドル級のリミットは160ポンドなんですが、この日の契約は154ポンド、Sウェルター級のリミットで対戦しています。

(6月22日追記、訂正:ボクシングマガジンによると157ポンドとのことでした。失礼致しました)

コットは身長170センチ、リーチも170センチ、ミドル級の選手としてはとても小さくて短いと思います。ミドル級のセルヒオ・マルチネスのタイトルに挑戦するために体重を上げただけで、本来はSウェルター級の選手です。

私は個人的には、コットはSライト級の時が一番強かったと思っています。

コットの左フックはスピードとキレがありますね。この左でギールを完全にコントロールしていました。3回にはギールも攻勢に出てきましたが、スピードが違いすぎます。
逆にコットの得意の左ボディを浴びて、失速気味。

フィニッシュの4回は、これまたコットの得意の左フックカウンター、立ってきたギールに今度はとどめの右フックでおしまいです。

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次はどうやらサウル・アルバレスと対戦するようですね。ミドル級はコットには重すぎます。Sウェルター級のアルバレスはちょうどいい相手です。
楽しみな対戦です。

そしてアルバレスの次は、ゲンナディ・ゴロフキン。コットの左ボディフックが先に決まれば面白いことになりそうです。

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