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日本人が世界タイトルへ挑戦するためには、日本タイトルか東洋太平洋タイトルを獲得しなければなりません。
井上弟が東洋太平洋Sフライ級王座決定戦に挑むという事は、すなわちいよいよ世界を狙うという事にほかなりません。
■相手も強豪
相手はフィリピンのマーク・アンソニー・ヘラルド。
23歳で39戦31勝14KO5敗3分の戦績は世界ランカー並みの実力を想定する必要がありそうです。
対戦相手も充実しています。
オーレイドン・シスサマーチャイ(元ミニマム級世界チャンピオン)やマクジョー・アローヨ(IBF1位)には判定負けしていますが、日本の向井寛史には2RKO勝ちしています(2013年4月)。
特にアローヨは兄の井上尚弥の防衛戦の相手として名前が挙がっている16戦無敗の強豪です。
■金子の二の舞はやめてね
これに勝てば年内に世界戦も夢ではありません。
WBCのカルロス・クアドゥラスかWBAの河野公平がターゲットになりそうですが、河野はけがで亀田興毅との防衛戦が延期になっています。こちらは年内無理そうですし、亀田が勝ったりしたらややこしいことになりそうです。
クアドゥラスは帝拳ジムとプロモート契約しているだけに、こちらの方が実現の可能性が高そうですね。
問題はヘラルドにスカッと勝つことです。(7月6日)
と書くと、どうしても思い出すのが、金子大樹です。
あっさりジョムトーン・チューワッタナをKOして、再度世界を狙うためのステップの予定が、「あちゃ~」の判定負け、しかも完敗でした。
その記事は↓です。
■クアドゥラスには勝てそうな気が…
クアドゥラスは意外と老獪なボクシングをします。相手の戦力を見切り、負けないボクシングを展開しますので、一筋縄ではいかないでしょうが、ボディはねらい目です。
パンチを殺すのが上手いので、顔面で倒すのは難しいでしょうが、それほど怖いパンチはなさそうですので、早い回からボディ狙いで、スタミナを削る作戦でいけば勝機はありそうです。
でも、最近の私の予想はことごとく外れていますので、当てになりませんね~。。。
下手したら、ヘラルドにも負けたりして…
最近のフィリピン選手はとにかく強いし、戦績以上にパンチ力があります。井上弟の真価が問われる一戦になりそうです。
■お詫び
前回のミゲール・コットの世界戦で、契約ウエイトをSウェルター級の154ポンドと書きましたが、157ポンドの間違いでした。
ボクシングマガジン7月号を読んで、気が付きました。申し訳ありません。
ボクシングマガジンと言えば、7月号でまたメイウェザーVSパッキャオの使いまわしの記事をカラーで6ページも割いていました。(もちろん読んでいません。興味ありません)
ボクシングファンを馬鹿にするのもいい加減にしてほしいですね。
こんなポンコツ試合を2か月にわたって記事にするとは、正気の沙汰とは思えません。
もう年内はこの二人の記事は一切いりません。飽き飽きしました。げっぷが出そうです。