こっちのオリンピアンは、ちょっと時間がかかりそうです。ジョー・ジョイスVSジョー・ハンクス

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目次

ジョー・ジョイス(イギリス)VSジョー・ハンクス(アメリカ)

(出典:WOWOW)

WBAコンチネンタルヘビー級殴打決定戦(2018年12月1日)

ジョイスは6戦全勝6KO,30歳。WBA10位。

リオ五輪のS・ヘビー級銀メダリストです。

ハンクスは、25戦23勝15KO2敗、35歳。

全くの無名選手ですが、キャリア11年、戦績も素晴らしいですね。ヘビー級の層の厚さを痛感させられます。

ジョイスのコンパクト左が秀逸

ジョイスは、身長197㎝と、大型化するヘビー級でも遜色ない体格をしています。

そのジョイスが、188㎝のハンクスに左ジャブをついてプレッシャーをかけます。
ワイルダーやジョシュアに比べるのは気の毒ですが、 お世辞にもスピード感はないですね。

体の動きにもキレがないな~などと思っていましたが、2分過ぎあたりに、ハンクスをコーナーに追いつめ、ジョイスの右打ち下ろしがヒットすると、ハンクスはやや間をおいて、ロープにもたれかかります。かなり効いているようですね。

(本来なら一気に畳みかけるところですが)

ジョイスのパンチは見た目以上に威力があるようです。しかし、ジョイスはここで一旦さがり、様子を見ています。日本ならダウンをとっていたかもしれません。

ハンクスが体勢を立て直すと、ジョイスが左ジャブでロープに飛ばし、右の打ち下ろしから、コンパクトな左フックで、今度はしっかりとハンクスからダウンを奪います。

(左ジャブもうまいですね)
(このコンパクトな左フックがとどめ)
(ダメージは深刻です)

ダメージは明らかで、レフリーはカウント6で試合をストップしました。

(上から)

右の打ち下ろしは、後頭部にヒットしているようですが、ハンクスが上体をかがめて避けるので仕方がないでしょう。そしてなんといっても、左です。ジャブもコンパクトな左フックも、さすが銀メダリストですね。うまさが光ります。

WBA10位ですが、世界のトップ戦線に顔を出すのは、浜田剛史さんによれば、2年後ぐらいでしょうか。ボクシングスキルよりも、もう少しシャープな体つくりが必要な気がします。

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