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アンソニー・ジョシュア(イギリス)VSドミニク・ブリージール(アメリカ)
IBF世界ヘビー級タイトルマッチ(2016年6月25日)
(出典:WOWOW)
これが初防衛戦のジョシュアですが、とてもリラックスして、余裕を感じさせます。
16戦全勝16KOのパーフェクトレコード、まだ26歳です。
身長198㎝、リーチ208㎝、こちらもパーフェクトですね。
以前にも書きましたが、主なヘビー級ボクサーの身長です。
タイソン・フューリー 206㎝
デオンテイ・ワイルダー 200㎝
ウラジミール・クリチコ 198㎝
チャールズ・マーティン 196㎝
デビッド・ヘイ 191㎝
アレクサンドル・ポペトキン 188㎝
ルスラン・チャガエフ 185㎝(180㎝という情報もあります)
ちなみにブリージールは201㎝です。
17戦全勝15KO、30歳、IBF9位ですが、前回の試合を見た限りでは、両者にはかなりの力の差がありそうです。
力量差が歴然
初回はジョシュアも様子を見て、左ジャブ以外は軽いパンチで距離を測っていました。
(左ジャブのスピードで圧倒)
しかし、2ラウンドに相手の力を見抜くと、ラウンド終盤に左ストレートから右アッパーでブリージールを大きくぐらつかせました。
(左ストレートから右アッパー)
3ラウンドに入ると、もう二人の力量差が歴然としてきました。
パンチのスピードはもちろんのことですが、ジョシュアはブリージールのパンチを見切っていましたから、ほとんどブリージールはジョシュアにパンチを当てることが出来ません。
(ブリージールの左をかわし、左をヒット)
一方的展開
ブリージールの表情はさえません。どうしていいかわからないからでしょうね。左から攻めるとカウンターが飛んでくるし、連打の回転の速さも、フットワークの速さも全くかないません。
ジョシュアはまるで格下の相手とスパーリングをしているような感じでした。
6ラウンドを少し流した感じで終わると、7ラウンドに右から左のパンチをヒットし、ロープに詰めて、右ストレートをブリージールの顔面に畳み込みました。
(これがフィニッシュパンチかと思いましたが)
何とか立ってきたブリージールですが、ジョシュアの猛攻にさらされ、とどめの左ストレートを打ち込まれるとたまらずダウン。
すぐにレフリーがストップしました。
(左ストレートで顔を跳ね上げられると、たまらずダウン)
ジョシュアはヘビー級で最強だと思います。
ということは世界最強のボクサーと言えるでしょう。
もう一人のイギリス人チャンピオン、タイソン・フューリーは10月ごろウラジミール・クリチコと再戦するようです。
恐らくフェイントの掛け合いで、手数の少ない凡戦になると思います。
ジョシュアは1位のジョセフ・パーカー(ニュージーランド)と対戦するのでしょうね。秒殺しそうな気がします。