速報)大森将平をKOしたマーロン・タパレスがWBO王座奪取 VSプンルアン・ソーシンユー

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タパレスがにっくきプンルアンをKO

WBO世界バンタム級タイトルマッチ(2016年2月27日)INタイ

プンルアン・ソーシンユー(タイ)VSマーロン・タパレス(フィリピン)

 

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プンルアン・ソーシンユー(タイ)といえば、昨年8月に敵地タイで、反則の限りを尽くして、赤穂亮を2回KOしたWBO世界バンタム級チャンピオンです。

 ちなみに、プンルアンは2014年にアメリカで亀田和毅に挑戦し、ボディブローで7回KO負けを喫しています。

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挑戦者のタパレスは昨年12月に挑戦者決定戦で大森将平に、まさかまさかの2回KO勝ちで挑戦権を獲得しました。

 

 

ダウンの応酬の激戦

初回からペースをつかんだのはプンルアンで、タパレスは大森と対戦した時とは別人のように動きが悪く、プンルアンのプレッシャーに押されていました。

そして、タパレスはプンルアンの攻勢につかまり、プンルアンが5回に右ボディーでタパレスから2度ダウンを奪いました。

2度目のダウンでもうタパレスは負けた、と思いましたね。ここまではプンルアンの一方的な展開でした。

やっぱり、タイで勝つのは至難の業ですね。炎天下の下で消耗したのでしょう。

 

しかし、タパレスはさすが大森に圧勝しただけあります。

何とかこの回を持ちこたえると、6回は少し動きが良くなり、右フックでプンルアンからダウンを奪い返しました。

後半は 一進一退の攻防でしたが、流れはタパレスに傾きつつありました。

タパレスがタイの環境に慣れてきた?

10ラウンドは明らかにタパレスのボディ攻撃で、プンルアンの動きがおかしなっていました。

そして、迎えた11回。タパレスが右フックから左ボディーを2発入れた直後、左ストレートを顔面にたたき込み、ついに王者を沈めました。やりましたね!

プンルアンはサウスポーのタパレスの左ストレートと右フックカウンターに、後半は苦しめられたようです。

 

そういえば、大森もタパレスの右カウンターで仕留められましたね。

 

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 タパレスの戦績は31戦29勝(12KO)2敗(24歳)。敗れたプンルアンは56戦52勝(35KO)4敗(28歳)となりました。

タパレスのKO率はそれほど高くないのですが、フィリピンの選手は戦績だけで判断すると思わぬしっぺ返しに合いますよ。

 

日本のバンタム級

そろそろピークを過ぎた感のある山中慎介に続くのは、松本亮と言われていました。

しかし、松本は今年の5月に世界前哨戦となる予定の試合で、無名のメキシコ人にまさかストップ負けを喫してしまいました。

17戦17勝15KO、22歳。WBOバンタム級2位、WBCでも9位にランクされていました。体調不良とはいえ、これで世界から大きく後退してしまいました。

 

プンルアンに敗れた赤穂は、再起戦で勝ったものの、本来の赤穂の勢いは戻っていないような気がします。

大森もKOで再起しましたが、世界への壁は厚そうです。

いま、世界ランクに入っているのは、山本隆寛と翁長吾央がいますが、とても世界を狙える器とは思えません。

松本の再起に期待しましましょう! 

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