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ジュリアン・ジャクソン(アメリカ)VSジョシュア・コンリー(アメリカ)
ミドル級10回戦(2017年6月30日)
(出典:WOWOW)
ウィリアムスは25戦22勝14KO1敗1分け1NC、27歳。
無敗で挑んだジャーマル・チャーロに5RKO負けを喫したものの、大健闘し素質の高さを感じさせたウィリアムスは、これが再起戦となります。WBC5位。
再起戦の相手に選んだのは、これが初めての10回戦という若手。
16戦14勝9KO1敗1分け、25歳。戦績はなかなかのものですが、初めての10回戦が世界ランカーというのは、かなり荷が重いですね。
コンリーは初回から呑まれている感じ
初回から前に出てコンリーにプレッシャーをかけます。
コンリーは下がりながら、必死に防戦しますが、完全に押されています。
浜田さんが「コンリーは早くも呑まれていますね」と言うほど、二人の実力差は明白です。
間違ってもウィリアムスが負けることはないでしょう。
攻め切れないウィリアムス
チャーロ戦では素質の高さを見せたウィリアムスですが、どうもプレッシャーをかけて攻勢に出ると、意外に力を発揮できないようです。
コンリーをロープに詰めて、連打を放ちますが、少し攻めあぐねている感じがします。
それでもボディブローが効果的にヒットし、コンリーはますます窮地に立たされます。
強引にパンチを打ち込めば倒せるような感じでしたが、ウィリアムスは無理をしません。やはりチャーロに一発で倒されたことが、過剰に用心深くさせているのでしょう。
これなら亀海喜寛の方が上かな
やはりウィリアムスはパンチ力が今一つですね。
強いパンチを打ちこんでも、コンリーを倒すまでのダメージを与えることが出来ません。まあ、これだけディフェンスに徹する相手を倒すは、確かに難しいとは思いますが。
「これは判定まで行きそうな感じかな」と思っていましたら、7ラウンドに、左フックがコンリーの目に入り、あっけなく最初のダウンを奪います。
(左フックがコンリーの目にヒット)
立ってきたものの、コンリーはやや戦意喪失気味。
ウィリアムスが連打で攻め立てると、レフリーが割って入り、最初はダウンの裁定のような感じでしたが、コンリーのコーナーからタオルが投入され、ウィリアムスがTKO勝ちとなりました。
(コンリーが防戦一方になったところでレフリーが割って入りました)
恐らくウィリアムスとしては、この日は、非常に不本意な出来だったでしょうが、このボクシングだと、亀海喜寛はウィリアムスに勝てますよ。
特に接近戦の攻防だと、亀海の方に分がありますね。