目次
ジョシュ・ウォーリントン(イギリス)VSソフィアン・タク―シュ(フランス)
IBF世界フェザー級タイトルマッチ(2019年10月12日)
ウォーリントンは、29戦全勝6KO、29歳。170㎝。
王座獲得戦を含めて、3試合とも僅差の判定勝ちが続いています。とにかくフィジカルの強い選手です。
タク―シュは、39戦35勝13KO3敗1分け、33歳のサウスポー。IBF4位。170㎝。
現在、8連勝中ですが、すべて判定勝利です。名のある選手の対戦はありません。
試合経過)
両者のKO率の低さを考えると、ウォーリントンの大差判定勝ちだろうと思っていましたが…。
1R)タク―シュの得意はクリンチ?
ウォーリントンが、ジャブを突いて、じりじりと前に出ます。サウスポーのタク―シュも下がりながら、右ジャブをボディに放ちます。ラウンド中盤には、ウォーリンとがタク―シュをロープに詰めるシーンが増えてきます。タク―シュは、クリンチで逃げます。
2R)
この回はタク―シュが前に出てきました。しかし、すぐにウォーリントンのプレッシャーに押されて、またもやクリンチで逃げます。ちょうど1分半のところで、ウォーリントンの右ストレートがタク―シュの顔面をとらえ、タク―シュがバランス崩すようにダウンしました。
すぐに立ってきたタク―シュに、それほどダメージはなさそうでしたが、ウォーリントンは、腰を落としてタク―シュを追いつめ、大きな左フックから返しの右フックをヒットし、タク―シュは2度目のダウンを喫します。
これは、効いたでしょう。しかし、タク―シュはすぐに立て来て、試合再開に応じます。ウォーリンとは、腰を落として襲い掛かります。
ラウンド終盤、苦し紛れに前に出てきたタク―シュに、左右のフックを浴びせると、バランスを崩したタクシューを見て、レフリーが試合をストップしました。
ウォーリントン、久々の会心の勝利でしたね。もともとイギリスでは人気のあるウォーリンとは、この勝利でさらに人気が上がることでしょう。