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セルゲイ・コバレフ(ロシア)VSアンドレ・ウォード(アメリカ)
WBAスーパー・IBF・WBOライトヘビー級タイトルマッチ(2016年11月20日)
(出典:WOWOW)
チャンピオンのコバレフは31戦30勝26KO1分け、33歳。
ウォードは30戦30勝15KO,32歳。
リング誌のパウンド・フォー・パウンドではコバレフが2位で、ウォードがPFP4位ですが、ロマゴンの1位に?がつきますので、この対戦が事実上の1位決定戦と言ってもいいでしょうね。
私には、ウォードが倒れる姿を想像することが出来ません。しかし、ウォードにコバレフを倒すパンチ力はありません。したがって、この試合、間違いなく判定勝負になると思います。
ズバリ、負けないボクシングをするウォードの小差判定勝ちでしょう。
試合経過
ウォードは実に落ち着いた、余裕の表情をしています。コバレフの方が若干落ち着きがなさそうに見えます。
1R)
お互い左の突き合いで様子を見ています。コバレフの左ジャブがヒットしウォードが大勢を崩しました。やはりコバレフはパンチ力はがありますね。
2R)
コバレフがプレッシャーを強めます。距離はコバレフの方が長いような気がします。
コバレフの右はパワーがありますね。ウォードは押され気味です。
コバレフの右のカウンターでウォードがダウン!
(もう少しきっちりナックルパートがヒットしてれば、ウォードは立てなかったかもしれません)
ウォード苦しい。こんなウォードは初めて見ました。
3R)
ウォードはまだダメージが残っている感じです。
そして、またコバレフの右のオーバーハンドがヒットしました。
中盤、ウォードも必死に反撃しますが、ペースはコバレフです。力みがないスムーズなボクシングをします。
4R)
さあ、ウォードどうするか。
ちょっともみ合い。ウォードの左ジャブにコバレフが右をかぶせてくるので、なかなかウォードが左ジャブを打てません。
コバレフの右はホントにスムーズに出ますね。
ウォードは左ジャブが出ません。逆にコバレフの左ジャブがヒット。ウォード苦しいですね。
5R)
この回もコバレフが前に出てプレッシャーをかけます。
しかし、ようやくウォードの左ジャブがきまり、すこしペースを取り戻しつつあります。お互い至近距離で打ち合います。怖いパンチが交錯します。
6R)
やっとウォードが本来の動きを取り戻しましたね。
しかし、コバレフの右カウンターは、相変わらず怖いタイミングで飛んできますが、この右はウォードも読めてきたようです。
7R)
ウォードが左ジャブから右をヒット。ウィードは左の打ち方を変えてきました。右をかぶされないように、突き上げるように打ちます。
すこしコバレフが集中力を欠くシーンがでてきました。
終盤、コバレフの左ストレートがヒット。
8R)
ウォードが完全にペースを取り戻してきましたね。ウォードが積極的にパンチをヒットします。
そして、ウォードは左ジャブで丹念にボディを突きます。
9R)
この回も序盤はウォードが積極的に前に出ます。
コバレフのパンチが見えてきたようです。しかし、もみ合うシーンが増えてきました。
嫌いな展開です。
コバレフのスピードが少し落ちてきましたね。
そして、ウォードは、コバレフの右は完全に読めているようです。
10R)
ウォードが仕掛けます。依然として、ウォードの左ジャブは速いです。
お互いのパンチが相討ちでヒットしますが、明らかにコバレフに疲れが見え始めました。
11R)
ウォードまだポイントは負けているかな。コバレフに疲れが、見えます。スピードも落ちてきました。
お互いのパンチが交錯が、ウォードはうまくパンチを殺しています。
ウォードの左ジャブがコバレフをとらえ、ペースは完全にウォードが握りました。
12R)
飯田さんはここまでイーブン。浜田さんコバレフ有利。
ウォードの左がヒット。コバレフも応戦します。
さすがにお互い疲れました。
終盤、ウォードのボディブローでコバレフが顔をしかめました。効きましたね。
ウォードが危険を冒して、打ち合いに挑みます。そして、ゴング。
前半、コバレフ、後半ウォード。ダウンの分だけコバレフが勝ちだと思いしたが、勝ったのはウォード!
3-0(3者とも114-113)。ホントに微妙な判定でしたね。