目次
アーノルド・バルボサ(アメリカ)VSマイク・アルバラード(アメリカ)
S・ライト級10回戦(2019年4月12日)
バルボサは、20戦全勝7KO、27歳。WBO4位。
S・ライト級で7KOはちょっと少ない気がしますが、まずはお手並み拝見と行きましょうか。
アルバラードは、44戦40勝28KO4敗。38歳。元WBO世界S・ライト級チャンピオン
キャリア40戦を超える大ベテランです。最近6連勝と調子を上げてきています。
予想以上にパンチ力があるバルボサ
両選手ともがっちりした体つきをしていますね。特にバルボサは筋肉質で体幹が強そうです。
前に出るのは、アルバラード。バルボサは下がりながら、左ジャブで迎え撃ちます。
2ラウンドに入ると、アルバラードがプレッシャーを強めパンチを放ちます。バルボサも左ジャブから右アッパーをヒット。ディフェンスもしっかりしていて、アルバラードのパンチをしっかりガードしています。KO率の割には、なかなか力強いパンチを放ちますね。
アルバラードのパンチは、外からガードの上をたたくのに対し、バルボサはシャープなワンツーでアルバラードの顎をとらえています。そして、3ランウド開始まもなく、バルボサがワンツーから左フックをテンプルにヒットさせ、アルバラードからダウンを奪います。
アルバラードは必死で立ち上がろうとしますが、これをレフリーが制し、試合をストップしました。
もっとアウトボクシングをするのかと思いましたが、結構手数が多く、チャンスには思い切って攻め込んできます。好調の元世界チャンピオンをあっさりKOしました。決め手になったワンツーは、お手本のような見事なパンチでした。とても7KOのパンチではないですね。
NABFのジュニア王座という訳の分からないタイトルを防衛したようですが、NABFはWBCの下部団体ですから、WBCでも世界ランクに顔を出してくるでしょうね。年内には世界戦のチャンスが巡ってくるかもしれません。是非、ホセ・ラミレスに挑戦してほしいですね。