目次
テオフィモ・ロペス(アメリカ)VSメイソン・メナード(アメリカ)
NABF北米ライト級王座決定戦(2018年12月8日)
ロペスは、10戦全勝8KO、21歳。WBA・WBO11位。リオ五輪にアメリカ代表で出場。残念ながら、初戦で銀メダリストに敗れています。
メナードは、37戦34勝24KO3敗、30歳。元NABO北米ライト級チャンピオン。33勝1敗のホープでしたが、2016年12月にレイムンド・ベルトランにKO負けしてからは、伸び悩んでいます。
最初の右フックが効いた
ロペスは、173㎝とライト級では大きいとはいえませんが、がっしりした体つきをしており、速い左ジャブで開始早々メナードにプレッシャーをかけます。
1ラウンド30秒を過ぎたあたりで、最初に放った右フックがメナードの首辺りにヒットします。解説の浜田剛史さんは「今のは効きましたよ」。
そこから、ロペスが一気に畳みかけます。解説の西岡利晃さんは「コンビネーションが速い」とコメント。速さもそうですが、パワーがすごい。もう、メナードは押されっぱなしです。
何もできずに下がるメナードに、またもやロペスの打ち下ろし気味の右フックが今度はきれいに顎を打ち抜き、一瞬棒立ちになったメナードが、前のめりにばったりと倒れました。
今年中に世界を狙える逸材
豪快なパンチでしたね。もう絶対に立ってこないと思いました。これで11戦全勝9KO。1分ほどしか見てませんので、スタミナやディフェンスなど未知の部分もありますが、間違いなく世界を狙える逸材だと思います。今まで見たリオ五輪組の中では、ダントツの強さですね。
WBC傘下のNABF北米タイトルを獲りましたので、これで、WBCでもランク入りは間違いないでしょう。早ければ今年中に世界戦が実現するかもしれませんね。楽しみなホープが登場しましたよ。