こんなボクシングでは、もうそろそろ潮時ではないでしょうか。荒川仁人が辛うじてドロー防衛 VSリマール・メツダ

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荒川仁人(ワタナベ)VSリマール・メツダ(フィリピン)

WBOアジアパシフィックライト級タイトルマッチ(2018年5月20日)

(出典:TBSチャンネル)

荒川は、38戦31勝18KO3敗1分け、36歳のサウスポー。WBO2位。

メツダは、15戦12勝7KO3敗。24歳。WBOあイジアパシフィック1位。

この試合は、田口がタイトルを失った日に行われました。

本来なら、セミファイナルでセットされるはずですが、メインの後に試合が行われるという変則パターン。

冷え切った空気の中で、荒川もやりにくかったでしょうね。

メツダのパワーに押される

序盤はメツダも様子を見ていたようですが、少しずつ手数が増え、荒川は押され気味になり、ポイントを失います。

荒川は、相変わらずスピードがなく、両手を前に出すだけの、全く威力の感じられないパンチでは、メツダの勢いを止めることが出来ません。特にメツダのボディブローは効果的で荒川を後退させます。

メツダはガードも堅く、荒川も手数はそこそこ多いものの、ほとんどクリーンヒットを奪えません。

コツコツと後半盛り返すが

それでも、タフだけが取り柄の荒川が、後半、コツコツとパンチを放ち、手数で盛り返します。

相変わらず、両手を交互に出すだけで、全く威力のないパンチですので、メツダにダメージを与えることは出来ません。

何とか手数でポイントを取り返し、ほぼ互角で勝負は終盤戦に持ち込まれます。

しかし、メツダは終盤に入っても、全くパワーが衰えることなく、ガンガンとパンチを繰り出してきます。

荒川も手数で応戦しますが、一進一退の攻防が続き、お互いに明確なポイントを奪うことが出来ません。

最終回は、荒川が最後の力を振り絞って手数でポイントを奪いましたが、やや反撃が遅すぎたようです。

 

判定は1-0(116-112、14-114,114-114)の引き分けで、荒川が何とか2度目の防衛に成功しました。

見せ場の「全くない」超凡戦でしたね。

田口がタイトルを失った後に、こんな試合を見せられた観衆は「お気の毒」としか言いようがありません。

荒川は、こんなボクシングで世界を狙う気なのでしょうか。現在WBO2位。

吉野修一郎とか小田翔夢が、今荒川と対戦したら、世界ランクを簡単に手に入れることができますよ。

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