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井岡一翔が判定勝ち ボクシング・ノンタイトル10回戦:朝日新聞デジタル
◆まず宮崎から
相手は元インドネシア国内チャンピオンですか~。昔はよく、フィリピンの選手をかませ犬によく呼んでいましたね。
でも、よくは知らないんですが、不法滞在するフィリピンの選手が続出したらしく、ある程度名のある選手以外は、来日をさせないようになりまして、最近はもっぱらタイの国内ランカーとかノーランカーとか、インドネシアの国内ランカーが噛ませ犬に呼ばれています。
この人達、観光がてらボクシングにきているみたいで、ほとんどの選手があっさり日本のボクサーに負けて、「一仕事終わった~」みたいに、さっぱりした顔してリングから降りていく感じがします。
だから、宮崎も楽勝だと思っていました。
実際その通りになりましたね。
まあ、宮崎の動きも良かったですけど、50キロ契約ですか、ライトフライ級だとあと約1キロ落とさないといけません。この1キロ落とすのが大変でしょう。
◆井岡のパンチが通用しない
こちらの相手は、世界フライ級14位のパブロ・カリージョというコロンビアの選手。
井岡が万全ならKO間違いなし!
まだ強かった頃の井岡のイメージが残っていて、一発でマットに沈めた切れのいいパンチが頭から離れなくて、もう当たり前のようにKOを期待してしましました。
前回負けた相手はリーチが長く、それに手こずった感がありましたが、今回は逆。的が小さくて当てにくい、パンチも切れがありそうでスピードもあり、現に結構被弾していて、解説の内藤さんも「危ない!」なんて素人みたいな悲鳴をあげていました。
井岡は左ジャブ中心で型どおりの攻め、そして再三ヒットした左ボディは結構強烈な感じ。ダメージもあったように思いましたが、コロンビア人はしぶとかったですね。何度もマウスピースをはき出して苦しそうにしながらも、気持ちが全然切れない。特に右ボディはかなり手応えがあったはずですが、予想以上に手強い相手でした。
打たせないで打つ、を意識しすぎなのか、相変わらず手数が少ない。相手の顔面にかなりクリーンヒットしていましたが、「がくっと膝が折れる」ような効果があたえられませんでした。
どうやらフライ級の井岡のパンチでは、以前のように一発で倒すことは無理のようです。
だったら連打が必要です。にも関わらず、コンビネーションブローが全く出ませんでしたね。
◆文句なしの判定勝ちだけど
全体的には試合をコントロールしていたし、相手の実力も勘案したら上出来かもしれないけど、
どうも納得できない内容でしたね。
なんかぎこちないし、柔軟さに欠けるんですよ。かと言って以前ほどパワフルでもなく、何よりもパンチが通用しないのが大きいですね。ディフェンスも時々甘くなるので、結構危ないパンチをもらってました。
それと、計量を終えたあとの井岡の顔は、かなり厳しい減量を伺わせました。フライ級に上げたのに、これは少し驚きました。
これで世界は? 難しいですね~、はっきり言って。