井岡一翔と宮崎亮の再起戦(2014年9月17日)

[pc][/pc] [mobile]
[/mobile]

目次


井岡一翔が判定勝ち ボクシング・ノンタイトル10回戦:朝日新聞デジタル

 

◆まず宮崎から

 

相手は元インドネシア国内チャンピオンですか~。昔はよく、フィリピンの選手をかませ犬によく呼んでいましたね。

 

でも、よくは知らないんですが、不法滞在するフィリピンの選手が続出したらしく、ある程度名のある選手以外は、来日をさせないようになりまして、最近はもっぱらタイの国内ランカーとかノーランカーとか、インドネシアの国内ランカーが噛ませ犬に呼ばれています。

この人達、観光がてらボクシングにきているみたいで、ほとんどの選手があっさり日本のボクサーに負けて、「一仕事終わった~」みたいに、さっぱりした顔してリングから降りていく感じがします。

だから、宮崎も楽勝だと思っていました

 

実際その通りになりましたね。

 

まあ、宮崎の動きも良かったですけど、50キロ契約ですか、ライトフライ級だとあと約1キロ落とさないといけません。この1キロ落とすのが大変でしょう。

◆井岡のパンチが通用しない

こちらの相手は、世界フライ級14位のパブロ・カリージョというコロンビアの選手。

 

井岡が万全ならKO間違いなし!

 

まだ強かった頃の井岡のイメージが残っていて、一発でマットに沈めた切れのいいパンチが頭から離れなくて、もう当たり前のようにKOを期待してしましました。

 

前回負けた相手はリーチが長く、それに手こずった感がありましたが、今回は逆。的が小さくて当てにくい、パンチも切れがありそうでスピードもあり、現に結構被弾していて、解説の内藤さんも「危ない!」なんて素人みたいな悲鳴をあげていました。

 

井岡は左ジャブ中心で型どおりの攻め、そして再三ヒットした左ボディは結構強烈な感じ。ダメージもあったように思いましたが、コロンビア人はしぶとかったですね。何度もマウスピースをはき出して苦しそうにしながらも、気持ちが全然切れない。特に右ボディはかなり手応えがあったはずですが、予想以上に手強い相手でした。

 

打たせないで打つ、を意識しすぎなのか、相変わらず手数が少ない。相手の顔面にかなりクリーンヒットしていましたが、「がくっと膝が折れる」ような効果があたえられませんでした。

 

どうやらフライ級の井岡のパンチでは、以前のように一発で倒すことは無理のようです。

 

だったら連打が必要です。にも関わらず、コンビネーションブローが全く出ませんでしたね。

 

◆文句なしの判定勝ちだけど

 

全体的には試合をコントロールしていたし、相手の実力も勘案したら上出来かもしれないけど、

 

どうも納得できない内容でしたね。

 

なんかぎこちないし、柔軟さに欠けるんですよ。かと言って以前ほどパワフルでもなく、何よりもパンチが通用しないのが大きいですね。ディフェンスも時々甘くなるので、結構危ないパンチをもらってました。

それと、計量を終えたあとの井岡の顔は、かなり厳しい減量を伺わせました。フライ級に上げたのに、これは少し驚きました。

 

これで世界は? 難しいですね~、はっきり言って。

タイトルとURLをコピーしました