目次
梶颯(帝拳)VSサハパープ・ブンオップ(タイ)
S・フライ級8回戦(2018年9月1日)
(出典:日テレG+)
梶は、10戦全勝8KO、21歳。日本S・フライ級10位。
2015年度の全日本S・フライ級新人王です。その後も6連勝(5KO)と、日本タイトルに向かって順調に勝利を重ねています。ただ、残念なのは、そのほとんどが実力未知数の外国人ボクサーで、昨年12月のOPBFランカーとの試合では、手を焼いて連続KOがストップしています。
「剛腕」梶颯 OPBFランカーに手を焼き連続KOストップ VSジュン・ブラゾ
サハパープは、4戦3勝2KO1敗、22歳。ムエタイでは100戦以上のキャリアがあるということですが、「わしボク」にはタイの観光ボクサーとしか思えません。
梶はいつものように初回から積極的
梶は初回から、相手の様子を見ることもなく、積極的に打って出ます。
梶の左右のパンチは、キレがありますね。ただ、ロープに詰めて連打を放つときに、ややガードが甘くなるのは気になります。
サハパープは、梶の連打にさらされながらも、予想以上に耐えています。
梶は、冷静に試合を進め、2ラウンドは、左ジャブで試合を組み立てます。
そして、2ラウンド中盤に、梶の右フックから返しの左フックでサハパープの顎が跳ね上がり、コーナーに詰めて一気にパンチを畳みかけると、サハパープはたまらずダウン。
(右から返しの左フックでサハパープの顎が跳ね上がります)
(コーナーに詰めて連打を畳みかけるとたまらずダウン)
立ってきたサハパープは、しぶとく応戦してきますが、梶がロープに追いつめ、連打を畳みかけると、レフリーが割って入り、試合をストップしました。
ムエタイ戦士をあっさり2ラウンドで粉砕。
そろそろ、日本の上位ランカーと対戦し、来年には日本タイトルに挑戦してほしいですね。
しかし、こんな試合を見せられたら、なかなかマッチメイクが難しいかもしれません。