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井上拓真(大橋)VSリボリオ・ソリス(ベネズエラ)
WBA世界バンタム級王座決定戦
試合展開
見た目はそれほどリーチの差はなさそうに見えましたが、左ジャブを突いて前に出るソリスに、井上はなかなか距離感をつかめないようでした。大振りのパンチで前に出るソリスに、右のカウンターを狙う井上、という展開がずっと続きました。
見映えは、大振りのパンチのソリスが優勢に見えましたが、パンチの的確性では井上が上回っていました。手数と積極性はソリスですが、手数は少ないけど的確にパンチを当て、相手のパンチをボディワークでかわす井上が、ポイントを直実に獲得していたようです。
しかし、「わしボク」としては、手数があまりにも少ない井上のボクシングに大いに不満が残ります。
判定は3-0(116-112,117-111,118-110)で井上の完勝ですが、これほどの差は試合を見た感じでは、もっと接近していたように思います。