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富田大樹(堺東ミツキ) 4RTKO 富岡達也(REBOOT)
ミニマム級(2016年12月23日)
(出典:日テレG+)
富田は7戦全勝1KO、19歳。
富岡は6戦5勝2KO1敗、19歳。
解説の飯田さんが「富田はKO率以上にパンチ力がありますよ」
というように、この日は右ストレートが切れていました。
全体的なスピードでは富岡の方が上でしょう。
しかし、富田の右ストレートだけは速くて強いですね。
1ラウンドにいきなり、この右ストレートでダウンを奪いました。
(あいさつ代わりの右ストレート?ダメージはなさそうです)
富岡は動きが速く、全体的にスピードがあります。飛び込んで打つパンチが、富田をとらえていました。
しかし、3ラウンドあたりから、打ち終わりを狙う富田のテンポが良くなり、富岡は少しずつ押され気味になります。
そして、4ラウンド、富田の右ストレートがカウンターで決まり、富岡がダウン。
立ってきたところを、富田が連打で攻めた立てたところで、セコンドからタオルが投入されました。
(カウンターで富田の右ストレートが富岡の顎をとらえる)
(富田の連打で富岡のコーナーからタオルが投入されました)
中谷潤人(M.T) 判定 矢吹政道(薬師寺)
フライ級
東西MVP対決!私が一番楽しみにしていたカードです。
中谷は8戦全勝7KO、18歳のサウスポー。
矢吹は3戦全勝3KO、すべて1RKOの24歳です。
矢吹のスピードや勘の良さは抜群です。しかもパンチ力があります。
しかし、1ラウンドしか経験がなく、スタミナに不安があります。
一方、中谷も高いKO率を誇るハードパンチャー。ボクシングのうまさは、矢吹より上でしょう。
1~2ラウンドは、スピードに勝る矢吹のパンチが中谷をとらえるシーンが多かったと思います。
中谷のパンチはややスピード不足で当て勘も悪く、なかなか矢吹をとらえることが出来ません。
(序盤は矢吹の速いパンチが中谷の顎に再三ヒットする)
しかし、予想通り4ラウンドはスタミナの切れた矢吹に、中谷のパンチがヒットし出します。
勘のいい矢吹も、ガス欠で中谷の攻撃をかわし切れません。
私は、1ポイント矢吹が勝ったと思いましたが、結果は3-0(39-38、39-37、39-37)。
常に冷静に戦った、18歳の中谷のボクシングのうまさが評価されたようです。
福永亮次(宮田) 5RTKO 藤本耕太(江見)
Sフライ級
福永は9戦7勝7KO2敗、30歳のサウスポー。そしてハードパンチャー。左ストレートには抜群の威力があります。
藤本は6戦全勝2KO、18歳。
試合を作るのは藤本。すがるい動きで福永を攻め立てます。
福永は左ストレートのカウンターを狙うだけで、自分から仕掛けことはあまりありません。
3ラウンドに福永の左カウンターがヒットし、ダウンを奪いました。
(警戒していた左ストレート浴び、藤本がダウン)
しかし、立ち上がってきた藤本を詰め切れません。このあたりに福永のボクシングの弱点があるような気がします。
藤本もダウンを挽回するため、勇敢に攻め立てます。
そして、結局、5ラウンドにまた福永の左ストレートカウンターを浴びてピンチに陥ります。
福永の連打で手が出なくなったところで、レフリーが割って入りました。
福永はこのクラスとしては、かなりパンチ力がありますね。左のストレートに絶対の自信を持っているようです。しかし、ボクシングが単調ですね。