2106東日本新人王決勝 わしボクがちょっと気になった選手(中谷潤人、福永亮次、石井龍輝、大野俊人)

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目次

 

中谷潤人(M.T)1RTKO 山田大輔(REBOOT)

フライ級決勝(2016年11月13日)

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(出典:日テレG+)

中谷は7戦全勝6KO、18歳。中谷は中学時代に全国大会で2度優勝している、今大会注目の選手です。

山田は7戦5勝1KO2敗、31歳。29歳でプロになった異色の選手です。

 

このサウスポー対決の勝負は、あっという間につきました。

残り2分弱のところで、長身の中谷の左打ち下ろしのカウンターがきれいにに決まり、山田がダウン。立ち上がりかけましたが、ロープに倒れこみ失神。レフリーがすぐにストップしました。

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(見事なタイミングで放った右ストレート。ワンパンチKOはすごいですね)

文句なしのMVPです。パンチ力がありますね~。

西軍の矢吹政道とのMVP対決が見ものです。

 

福永亮次(宮田)3RTKO 友利優貴富(シュウ)

Sフライ級決勝

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(出典:日テレG+)

福永は8戦6勝6KO2敗、30歳。サウスポー。パンチ力はありそうです。

25歳でボクシングを始めたそうです。

友利は7戦6勝1KO1敗、21歳。こちらは右構えです。

 

初回から福永が前に出てプレッシャーをかけます。友利は下がりながらスピードでこれに応戦します。

しかし、福永のパワーに友利は押され気味で、3ラウンド、ついにつかまりました。

左ストレートがカウンターで決まり、友利がたまらずダウン。

立ち上がったものの、レフリーが目を見てストップしました。

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(友利が打ち合いに出たところへ福永の左カウンターが決まる)

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30歳の年齢が気になりますが、積極的な攻撃でディフェンスもしっかりしており、西軍代表の敢闘賞、藤本耕太(6戦全勝2KO、18歳)との対戦は楽しみですね。

藤本も右ストレート1発で代表の座を獲得しています。

 

石井龍輝(船橋ドラゴン) 1RTKO 森田陽(M.T)

ライト級決勝

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(出典:日テレG+)

石井はデビュー戦こそ敗れましたが、その後3連勝。4戦3勝2KO1敗、19歳。

森田は10戦6勝2KO4敗とキャリア豊富な25歳。

ともにサウスポーです。

 

石井は序盤から速い右ジャブを多用し、フットワークも軽く、上体の柔らかさがあります。森田は少しぎこちなく、動きが硬くて石井にパンチをヒットすることが出来ません。

石井は早くも、左クロスのタイミングを計っている感じがしました。

そして残り45秒。この左クロスが決まり、森田がダウンしました。

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(狙いすました左クロスが見事に決まり1回目のダウンを奪う)

立ってきましたが、かなりダメージがあります。

止めはやはり左クロス。時計はちょうど3分でした。

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ライト級の西軍代表は4戦全勝4KOの小田翔夢です。

これも楽しみなカードです。

 

大野俊人(石川ジム立川) 5RTKO 小林孝彦(TEAM 10COUNT)

Sライト級決勝

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(出典:日テレG+)

大野は4戦全勝4KOのパーフェクトレコード。20歳。

小林も6戦5勝5KO1敗と勝ちはすべてKOです。20歳。

ともにオーソドックススタイル(右構え)です。

KO必至の好カードですね。

 

2ラウンド途中までは、リーチの長い小林が距離を支配し、少し変則スタイルのボクシングでペースを握っていました。

一方の大野は、ほとんどパンチが届かず、愚直に前に出るだけ。

ところが、この回の2分過ぎに、小林のクリーンヒットが決まり、さらに攻め込んだところへ大野の右カウンターが決まり、なんと小林がダウンしました。

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(小林のいいパンチがヒットし、倒しに行ったところへ大野のカウンターが決まる)

立ち上がった小林は大振りのパンチで反撃し大野もこれに応戦。30秒間、ものすごい打撃戦を展開しました。

しかし、小林は3ラウンド中盤から失速。完全にスタミナ切れの状態になります。

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(この左アッパーで大野が左目をカット)

4ラウンドは小林が下がりながら大野の追撃をかわし、左アッパーで大野左目をカットさせます。

5ラウンドに勝負に出た大野の右フックが、完全にスタミナの切れた小林の顎をとらえ、ダウンを奪いました。

大の字に倒れた小林のセコンドからすぐにタオルが投入されました。

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(大野の右フックで精根尽き果てた小林)

小林は大野のパンチをもう少し警戒すべきでしたね。ペース配を間違えなければ、勝てた試合だと思います。

大野はこれで5戦全勝5KOですが、私は西軍代表の吉開右京(4戦全勝3KO)が勝つと思います。

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