三代大訓、世界を狙うにはまだまだ課題を残すTKO防衛 VS竹中良(OPBFタイトルマッチ)

三代大訓(ワタナベ)VS竹中良(三迫)

(出典:TBSチャンネル)

OPBF東洋太平洋S・フェザー級タイトルマッチ(2019年7月27日)

代は、8戦7勝2KO1分け、24歳。

2018年6月にOPBFタイトルを獲得し、これが3度目の防衛戦です。唯一の引き分けは、昨年10月にOPBFと日本タイトルをかけて、末吉大と対戦したときのものです。

中は、24戦18勝11KO5敗1分け、34歳。OPBF10位。

キャリア11年のベテランです。「負けたら終わり」。竹中にとってこの試合は、進退をかけた大一番となるでしょう。

試合経過)

1R)三代が左ジャブで距離をとる

お互い左ジャブを突いて、間合いを図っています。時折、竹中が飛び込んでワンツーを放ちます。三代は左ジャブを突いて、軽いフットワークでリズムを作ります。三代の左が竹中のボディをとらえます。三代の左ジャブが邪魔で、竹中は中に入れません。

2R)竹中が積極的に打って出る

じわじわと前に出る竹中が、左ボディから上へのダブルをヒットします。その後も、竹中が積極的に打って出ます。三代は左ジャブを突いて距離をとります。時折、竹中が飛び込んでワンツーを放ちますが、いずれもガードの上です。終盤は、三代が少し前に出て、左ジャブを上下に放ち、ワンツーを打ち込みました。

3R)やや後手に回る三代が終盤に反撃

お互いの動きが、ややリズミカルになってきました。エンジンがかかってきた感じです。三代は相変わらず左ジャブを丁寧に突きます。竹中は飛び込んでワンツーをボディへ。これは、三代がしっかりガードしています。

ラウンド中盤、竹中の動きが激しくなり、積極的に打って出ます。三代はやや後手に回っていますが、負けじと長いワンツーで応戦します。竹中がステップインしてボディブローを放ちますが、いずれもガードの上。離れ際に三代の右フックが竹中のボディをとらえます。ここまで、手数では竹中が上回っていますが、パンチの的確さでは三代ですね。終盤、三代が積極的に左ジャブを突いて前に出て、パンチを放ちます。

4R)三代の後半の反撃で、竹中はボディが効いてきた

この回も前に出るのは、竹中です。しかし、三代も腰を落として、左ジャブを突いて、竹中の攻撃を阻みます。竹中は接近してアッパーから左右ブディブローと多彩な攻撃で、三代を圧倒します。左のボディブローは、三代のわき腹をとらえています。

竹中は体をゆすって、三代の左ジャブを外し、接近してパンチを放ちます。三代の左ジャブが、だんだん当たらなくなってきましたね。しかし、ラウンド後半、反撃に転じた三代の左ボディブローが竹中のわき腹をとらえ、竹中が下がり始めます。解説の内山高志さんによると「ボディが効いてますね」。そして、ロープに詰めてまた三代が左ボディをヒット。竹中はクリンチで逃げます。

残り30秒弱、リング中央で三代の右ストレートが竹中の顔面をとらえ、下がる竹中に今後は左ストレートを放つと、竹中の動きが止まります。しかし、ここは、竹中の老獪なボクシングで何とかしのぎます。

4ラウンドまでの途中採点は、ジャッジ3人とも38-38

5R)一進一退の攻防

竹中がボディブローを放ちながら、前に出ます。三代は左ジャブが減ってきた感じですね。しかし、1分過ぎ、三代が長いワンツーで反撃に転じます。竹中の動きがちょっと鈍くなってきましたね。しかし、三代も追撃のパンチが出ません。隙をついて、竹中が反撃してきます。

2分過ぎから、お互いのパンチが交錯し、一進一退の攻防を展開します。終盤には、竹中の打ち下ろし気味の右ストレートが、三代のテンプルをとらえます。「三代の足が少しバタついたような感じ」(内山高志さん:談)しかし、竹中も追撃のパンチが出ません。

6R)三代の動きにキレがなくなる

このラウンドも前に出るのは竹中です。三代はちょっと消極的ですね。竹中の左ボディがヒットしています。三代は手数が少なく、パンチの打ち方も少し雑になってきました。ボディを狙う竹中に対して、三代は左ジャブで距離をとります。しかし、接近すると、竹中のパンチが結構、的確にヒットしています。

7R)終盤、竹中が失速

お互い距離を詰めて、接近戦での打ち合い。ここでも手数で勝るのは竹中です。竹中のボディは効果的ですね。三代のパンチはちょっと雑で、キレを欠きます。ここから、また一進一退の攻防が続きます。竹中のボディブローが結構ヒットしています。三代は強引に右を狙って前に出ますが、パンチが出ません。打つパンチも正確性を欠いています。距離が詰まると、逆に竹中がワンツーを返してきます。

終盤、やや疲れて動きが止まった竹中に、三代が強引に右を打ち込みます。そして、左右の連打で、竹中がロー王に詰まります。さすがにここは、三代が一方的に攻め込み、竹中が大きく体勢を崩したところでゴング。竹中は完全にガス欠ですね。

8R)精根尽き果てた竹中

竹中が最後の力を振り絞って、前に出ます。しかし、三代が連打を畳みかけると、竹中がロープに詰まります。残り2分。竹中はカウンターを狙って、必死に応戦します。三代がいきなりの右ストレートをダブルでヒットすると、竹中はコーナーに詰まり、連打を浴びます。三代が、かなり力のこもったワンツーを叩き込みますが、ここでも竹中は諦めずに、必死に応戦します。

もう精根尽き果てた竹中に、三代の右がカウンターでテンプルをかすめると、竹中が大きく体勢を崩します。

三代が追撃の右ストレートを叩き込み、ついに竹中がダウン。

(もう精根尽き果てた感じです)

レフリーのカウント途中でタオルが投入され、試合終了です。

(カウント途中でタオルが投入されました)

三代が8RTKO勝ちで3度目の防衛に成功しました。三代は今まで一番しんどい試合だったのではないでしょうか。負けた竹中の、最後まであきらめない勝負根性には驚きました。勝った三代は、世界を狙うには課題満載ですね。

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