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エドゥアルド・トロヤノフスキー(ロシア)VS ジュリウス・インドンゴ(ナミビア)
IBF世界Sライト級タイトルマッチ(2016年12月3日)
(出典:WOWOW)
トロヤノフスキーは昨年9月に、小原圭太をリング外にたたき出し、衝撃的な2RTKOで3度目の防衛を果たしています。
25戦全勝22KO、36歳。
浜田さん曰く「今が一番強いときです」。
インドンゴは20戦全勝10KO、33歳のサウスポーです。
解説の浜田さんは「インドンゴ、やりにくい選手ですよ」と評しています。
とはいえ、インドンゴは名のある選手との対戦もなく、KO率もさほど高くありません。175cmのトロヤノフスキーに対して、179㎝の長身でサウスポーということぐらいで、まともなら、トロヤノフスキーがあっさり勝つと、誰もが予想していたと思います。
まるで内山高志のKO負けを彷彿させる衝撃の結末
リング上で、自信なさげな顔をしているインドンゴに対し、トロヤノフスキーは「私が負けるわけがない」と自信満々の表情です。
これは生でみたかったですね~
開始30秒辺りで、トロヤノフスキーが何気なく軽い左をインドンゴにヒットししましたが、そこへ大きく振りかぶったインドンゴの左ストレートが飛んできました。
トロヤノフスキーは見えていなかったようですね。
トロヤノフスキーの顔面にまともにヒットし、なんとトロヤノフスキーがダウン。しかも後頭部をマットに痛打。
もうだれもが立てないと、瞬時に判断できるほどの衝撃的なダウンシーンでした。
(軽い左を放ったトロヤノフスキーに対して、ための効いた左ストレートをヒットさせたインドンゴ)
(全く見えていなかったようです。まともに喰いました)
(倒れたときに後頭部をマットにしたたか痛打。これは立てませんね)
この試合を見て、内山高志のKO負けを思い浮かべた人は少なくないと思います。
さほどKO率も高くなく、前日計量を辛うじてクリアしたジェスリル・コラレスに対して、体調万全の内山高志。彼にとってはビッグマッチへの通過点でしかなかったと思います。
そこに落とし穴が待っていましたね。何気なく放った内山の左ジャブに合わせて、コラレスの速い左ストレートが飛んできて、まさかのダウンを喫しています。全く見えていなかった、という点も酷似していますね。
しかも、コラレスもサウスポーで、KO率もさほど高くありませんでした。
見えないパンチは効きます。
しかし、トロヤノフスキーは再戦すればきっとリベンジできるでしょう。
トロヤノフスキーのディフェンスが若干甘いですのは気になりますが、勝っても負けても衝撃的なトロヤノフスキーは、魅力的です。
是非、インドンゴと再戦してほしいと思います。