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(出典:WOWOW)
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)VSロナルド・クルス(アメリカ)
NABO北米S・ウェルター級タイトルマッチ「8回戦」(2023年6月11日)
両選手のプロフィール
ザンダー・ザヤス(プエルトリコ)NABO北米S・ウェルター級王者・WBO5位・WBA11位
15戦全勝10KO、20歳 オーソドックス
身長 178センチ リーチ 188チ
トップランク社が16歳の時に青田買いしたプエルトリコの天才ボクサーです。「わしボク」が今、注目しているスター候補の一人です。2022年8月にエリアス・エスパダスにTKO勝ちして、NABO北米S・ウェルター級タイトルを獲得しました。初防衛戦はしぶといアレクシス・サラサールを倒しきれずに判定勝利に終わっています。
ロナルド・クルス(アメリカ)元WBC中南米S・ウェルター級王者
21戦18勝12KO2敗1分け、31歳 オーソドックス
身長 ? リーチ ?
2014年にエロール・スペンスと対戦し、判定負けを喫しています。2015年から3021年の間に16連勝を記録しました。スペンスと対戦して10ラウンドまで倒されなかったのですから、かなり打たれ強い選手でしょうね。
試合展開
開始30秒で、ザヤスがダウンを奪う
左ジャブをついて距離を測るザヤスが、開始わずか30秒で左ジャブから右ストレートを鮮やかにヒットし、ダウンを奪いました。これは早いかな、と思いました。しかし、軽いパンチがタイミングよくヒットしたダウンなので、ダメージはそれほどなさそうですね。ザヤスも深追いはしません。
ザヤスが自分の距離をキープしてペースを握る
前に出るクルスに対して、下がりながら自分の距離をキープして、あらゆる角度からパンチを放ちます。左の使い方が抜群ですね。ザヤスの手数にクルスは手が出せません。
ザヤスは強いパンチよりも、軽めのパンチをテンポよく放っています。試合前半は、ザヤスのやりたい放題です。クルスはガードを固めて、たまに大きなパンチを振り回すだけです。
後半もザヤスの手数は衰えず
5ラウンドからクルスも手を出して前に出てきましたが、ザヤスの手数は衰えることなく、ペースを譲りません。上下にパンチを打ち分け、手数で圧倒。クルスはなすすべがありません。
7ラウンドはさすがのザヤスも少し動きに切れがなくなってきたように見えましたが、今度は距離を詰めて強いパンチを放ちだしました。明らかに倒しに行きましたが、クルスはしぶといですね。
最終ラウンドはクルスも打ち返してきます。ザヤスも接近戦で上下にパンチを放ちます。手数ではやはりザヤスが上。ザヤスが連打を畳み込めば(レフリー)ストップもあるように思いましたが、クルスに最後まで粘られましたね。
判定はもちろん3-0。3者とも80-71の完封勝利で、2度目の防衛に成功しました。
「わしボク」としては物足らない結果となりました。恐らく皆さんもそうでしょう。どこかで連打を集めればレフリーストップもあり得たでしょうし、相手のパンチに合わせてカウンターを狙えば、倒せると思うんですけどね~
でも、まだ20歳です。長い目で応援していきましょう。
「わしボク」の独り言
仮に袴田さんが極悪非道な殺人鬼と立証できたとしても、今更、何が変わるのですか、誰が喜ぶのですか?検察のメンツだけで、経費と人と時間を無駄遣いをするのはやめましょうよ。