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(出典:DAZN)
リー・ウッド(イギリス)VSマウシリオ・ララ(メキシコ)
WBA世界フェザー級タイトルマッチ(2023年2月19日)
イギリスは日本の時差と8時間違いです。つまり19日の午前4時はイギリスでは18日の午後8時。
両選手のプロフィール
リー・ウッド(イギリス)WBA世界フェザー級王者
27戦25勝15KO2敗、34歳 オーソドックススタイル
身長 170センチ リーチ 170センチ
2021年7月にWBA世界フェザー級タイトルを獲得、2022年3月にマイケル・コンランにTKO勝ちして初防衛に成功しました。
マウシリオ・ララ(メキシコ)WBA10位
28戦25勝18KO2敗1分け、24歳 オーソドックススタイル
デビュー戦は判定負けです。さらに2敗目を喫してから、15連勝(11KO)1分け。2021年2月にジョシュ・ウォーリントンに9RTKO勝ちしています。
試合展開
ウッドは典型的なイギリス人ボクサーという感じがします。手数で圧倒するタイプでしょうね。ララは10位ですが、「わしボク」にはウッドより魅力的なボクサーという感じがします。
8時前に起きたら、ちょど試合が始まるところでした。
ララがよかったのは2ラウンドだけ
ウッドの方が一回り大きく見えますね。そのウッドが1ラウンドにバッティングで左目をカットしました。2ラウンドはウッドのワンツーがヒットしますが、ラウンド後半にララがボディ攻撃で、反撃に転じます。さらに、ララの右フックでウッドがよろけます。
3ラウンドからウッドが着実にポイントを奪う
ワンツーの距離があってきたウッドが、ララを追い詰め、いきなりの右ストレートが何度もヒットします。そして、上下のワンツー攻撃で、ララは防戦一方になります。特に6ラウンドのボディブローでララが後退し、完全にウッドのペースになります。ララは左のガードが甘いですね。
ところが7ラウンドに一発大逆転
このラウンドはララが前に出て、ワンツーをヒットさせます。ウッドはララのカウンターを経過しているのか、あまり手が出ません。それでもウッドもララの攻撃に冷静に対処していました。
ところが、残り30秒足らず、ウッドの左フックに合わせて、ララの左フックが見事にカウンターでウッドのあごの先端をとらえ、ウッドが仰向けにダウン!
よろけながらなんとか立ち上がったウッドですが、足元が定まりません。レフリーが試合再開をしようとしたところへ、ウッド側のセコンドからタオルが投入され、ララが逆転TKO勝ちで、タイトルを獲得しました。
見事な逆転劇でしたね。ウッドは完全にペースを掌握していただけに、ショックは大きいでしょう。しかし、この政権はあまり長くないような気がします。