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ロメロ・デュノ(フィリピン)VSイバン・デルガド(アメリカ)
NABO北米ライト級タイトルマッチ(2019年9月14日)
デュノは、21戦15KO1敗、23歳。WBO10位。
フィリピン期待のホープです。
デルガドは、17戦13勝6KO2敗2分け、26歳。
試合経過)
ハイメ・ムンギアの5度目の防衛戦のアンダーカードで行われました。DAZNの生配信の一試合目です。
1R)序盤から飛ばすデュノ
ゴングと同時に、デュノが早くも仕掛け、連打でデルガドを追いつめます。デュノの大振りのパンチがデルガドをとらえますが、デルガドもボディワークでクリーンヒットを許しません。
デュノの左ボディブローがデルガドのわき腹をとらえますが、スピードのあるデルガドも、左フックをカウンターでヒットします。
2R)デルガドのボディワークに攻めあぐねる
デュノが左右のフックで攻め立てると、デルガドもデュノの打ち終わりを狙って応戦します。ボクシングスキルはデルガドの方が上ですね。スピードもあります。デルガドの左ジャブが、きれいにデュノの顔面にヒットします。
デルガドは、柔らかいボディワークで、デュノのパンチをうまく外しています。デュノもラウンド後半は、やや攻めあぐね、ペースダウンします。
3R)デュノのボディブローが効果的
デュノがプレッシャーをかけて前に出ますが、デルガドのボディワークでデュノのやや雑な攻撃が空転します。そして、デルガドはデュノの甘いガードの隙間にパンチをヒットします。中盤、デュノのオーバーハンドの右フックがデルガドをとらえましたが、これはややオープンブローで、見た目ほど効果はなさそうです。
ラウンド終盤から、デュノは左ボディブローでデルガドの動きを止め、最後は右のボディブローがヒットしました。
4R)デルガドのボディが効いていきた
デュノがプレッシャーを強めて前に出ますが、デルガドはこれを柔らかく受け流します。デュノはデルガドのボディワークに阻まれ、なかなかクリーンヒットを当てることが出来ません。
ラウンド終盤、デュノの右ボディブローで、デルガドの動きが止まります。デルガドも必死に応戦しますが、明らかにボディが効いていますね。
5R)デュノがやや失速
デュノ右ストレートがデルガドのボディをとらえます。デルガドもパンチを返しますが、いかにも軽い感じです。しかし、デュノも攻めあぐねています。ややスタミナ切れでしょうか。
デルガドが速いワンツーをヒットします。デュノの手が止まりましたね。終盤、デュノも前に出てパンチを放ちますが、体が流れています。
6R)デュノはガス欠
デュノの雑な攻撃に、デルガドは回転の速いパンチで応戦します。デュノのパンチは大振りで、デルガドの柔らかいディフェンスにほとんどクリーンヒットしてません。デュノ手数が明らかに減りましたね。
7R)ボディが効いたデルガド
デュノはデルガドのボディにフックを放ちます。デルガドは明らかにボディが効いていますね。しかし、デュノが連打でデルガドをロープに追いつめますが、クリーンヒットがほとんどありません。デルガドはのらりくらりと、デュノの攻撃をかわしますが、反撃の力は残っていないようです。
7ラウンド終了、デュノのTKO勝ち。
デルガドのコーナーからギブアップを申し出たようです。それほどクリーンヒットしてないボディブローでしたが、ガードの上からでも効いていたのでしょうね。しかし、デュノのボクシングは雑ですね。パワーだけでは、世界戦線の上位に浮上するのは、難しと思います。