清水聡の標的!ロペイシー・ラミレスの世界王座獲得試合 VSアイザック・ドグボエ(WBO世界フェザー級王座決定戦)

目次

(出典:WOWOW)

アイザック・ドグボエ(ガーナ)VSロペイシー・ラミレス(キューバ)

WBO世界フェザー級王座決定戦(2023年4月1日)

両選手のプロフィール

アイザック・ドグボエ(ガーナ)WBO1位・元WBO世界S・バンタム級王者

26戦24勝15KO2敗、28歳 オーソドックス

身長 163センチ  リーチ 163センチ

2018年にS・バンタム級WBO世界暫定王座決定戦でTKO勝ちし、初防衛でTKO勝ちして正規王座に認定されました。しかし、2018年12月にエマヌエル・ナバレッテに判定負けして、王座陥落。2022年7月にジョエト・ゴンザレスに判定勝ちして、王座決定戦の権利を獲得しました。

ロペイシー・ラミレス(キューバ)WBO2位

12戦11勝7KO1敗、29歳 サウスポー

身長 165センチ  リーチ 173センチ

鳴り物入りでプロ入りした2連続五輪金メダリストのラミレスが、デビュー戦でダウンを奪われ、まさかの判定負けを喫した時は、多くのボクシングファンがびっくりしたでしょうね。相手は全くの無名の選手でしたからね。リオ五輪の決勝では、あのシャクール・スティーブンソンに勝って金メダルを獲得しています。それだけに注目のデビュー戦だったのは、言うまでもありません。

その後、この相手(アダン・ゴンザレス)と再戦し、判定勝ちしています。更にエリック・ドノバンとの10回戦で圧巻の3RTKO勝利をおさめ、ようやく本来の力を発揮してきました。そして、2022年6月、USBA全米・WBOグローバル・フェザー級王座決定戦で無敗の世界ランカーのエイブラハム・ノバを5Rに左フック一発で倒し、タイトルを獲得しました。そして11連勝して、ようやく世界戦線に浮上してきました。

試合展開

フェザー級にしては両選手とも背が低いですね。これなら井上尚弥でも十分やれる気がします。

ドグボエの攻撃をラミレスが上手くさばく

お互い動きに切れがありますね。ドグボエのパンチは破壊力がありそうです。ラミレスは攻撃が多彩ですね。そして、ボディワークがうまく、ドグボエのパンチを上手くかわしています。

ドグボエが前に出ますが、ラミレスはうまくさばいています。しかし、4ラウンドに一発ドグボエがクリーンヒットを放ちます。

中盤はラミレスが上手く距離を取る

ドグボエが速いステップインで前に出ますが、ラミレスはバックステップで距離を取ります。ドグボエのパンチにラミレスがカウンターを合わせます。しかし6ラウンドにドグボエのパンチがヒットし、ラミレスが体勢を崩します。ドグボエのパワーも侮れませんね。

後半もドグボエが先手

前に出るドグボエ、ラミレスは下がりながら打ち終わりにカウンターを狙っています。採点の難しいラウンドが続きます。8ラウンドもドグボエが上下にパンチを放ちます。ラミレスはガードを下げて、ドグボエの打ち終わりにパンチを放ちます。

全体的なペースはラミレスかな

見た目はドグボエの攻勢が目立ちますが、パンチの的確性、タイミングの良さはラミレスが優勢ですね。しかし、両者とも疲れ、ドグボエの攻勢もパワーが衰えてきました。ラミレスも休みながらさばいていますね。

終盤はお互いパンチが交錯しますが、的確にパンチを放つのはラミレスです。ドグボエの攻勢もさすがに衰えてきました。ラミレスは逃げ切り体勢ですね。12ラウンドには、ラミレスが引っかけるようなダウンを奪い、勝利を決定づけました。

判定は、3-0(117ー110,118ー109,119ー108)でラミレスがようやく世界タイトルを獲得しました。

さあ、初防衛戦の相手は、清水聡です。7月25日に井上尚弥の世界戦のアンダーカードでラミレスVS清水聡が決まっています。

スピードが違いますね。前半でラミレスが倒すような気がします。清水のパンチ力を早い回に生かせばチャンスがあるかもしれませんが、まず可能性は低いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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