あわや逆転KO負け寸前 ダニエル・ジェイコブスVSセルジオ・モーラ

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目次

200.ジェイコブスが打たれもろさを露呈?

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(出典:WOWOW)

WBA世界ミドル級タイトルマッチ(2015年8月1日)

ダニエル・ジェイコブスVSセルジオ・モーラ

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(出典:WOWOW 高柳さんはヘアスタイルを変えましたね。最近、ジョー小泉さんや浜田剛史さんの代わりに、飯田覚士さんや西岡利晃さんが解説に登場します)

 

モーラは元WBO世界Sウェルター級チャンピオンとはいえ、現在WBA14位。

28勝のうち9KOとパンチ力もなさそうで、年齢34歳とくれば、もうジェイコブスがなめてかかるのも仕方がないですね。

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(出典:WOWOW)

■ジェイコブスが手痛いしっぺ返しにあう

1ラウンド、まずジェイコブスが「上手い!」右のショートアッパーでダウンを奪いました。いいパンチを打ちますね~。レベルめちゃくちゃ高いパンチですよ

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(出典:WOWOW このショートアッパーは芸術的です)

問題はここからです。

立ち上がってきたモーラのダメージをみて、倒しに行ったジェイコブスは、ほぼノーガードで追いかけました。

いくらパンチ力がないとはいえ、チャンピオンのノーガードの顎にジャストミートでモーラの左フックがヒットしました。カウンター気味に当たりましたので、さすがにジェイコブスはたまらずダウン

まさかのダウンをもらったジェイコブスの表情はまさにびっくり仰天でした。

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出典:WOWOW この左フックはモーラのボクシング人生、最高のパンチでしょう)

■自力が違いすぎる

すぐに立ち上がったジェイコブスは、そこから猛反撃してノーダメージをアピールします。

結局、2ラウンドに入ると、チャンピオンにじっくり攻められて、早くもモーラに打つ手はなくなりました。

連打の勢いで倒されたような形でモーラがダウン。その際に右足か右膝をひねったのでしょう。立ち上がったものの足がふらついて、それを見たレフリーがすぐにストップしました。

まあ所詮自力に差がありすぎる対戦ですから、この結果は仕方がないでしょう。

しかし、不用意にカウンターをもらいダウンを喫したジェイコブスは、打たれもろさを露呈したような印象を持ちました。

まあ、あれだけきれいに顎に決まると、相手がいくらパンチ力がなくても倒れても仕方がないかもしれませんが、それにしても「もろい」イメージはなぜか払しょく出来ません。

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(出典:WOWOW)

■他のミドル級ファイターと比較

すぐに思いついた名前はピーター・クイリンです。

アンディ・リーとの対戦で体重オーバーのペナルティを課せられ、今はどこの団体のランキングにも顔を出していませんが、実力者であることは間違いありません。

リーとは引き分けの判定でしたが、明らかに勝っていた試合内容です。クイリンも決して安定感のある選手ではありませんので、ジェイコブスとやれば面白い試合になるでしょうね。

では、村田諒太とはどうでしょう。

軽~く、いつも戦闘能力比較をやってみましょうか。

 

ダニエル・ジェイコブス 31戦30勝(27KO)1敗(23P)

28歳 身長183㎝  

パンチ力   ★★★★

スピード   ★★★

テクニック  ★★★★

スタミナ   ★★★

打たれ強さ  ★★★

アグレッシブ ★★★★

 

村田諒太 7戦7勝(5KO)(22P)

29歳 身長182㎝ 

 

パンチ力   ★★★

スピード   ★★★

テクニック  ★★★★

スタミナ   ★★★

打たれ強さ  ★★★

 アグレッシブ ★★★★

 

今回から「アグレッシブ」なんて項目を追加してみました。要するに「手数」です。(ちなみに、亀田興毅は「★」。星、ひとつです!)

判定決着になる場合に、結局これが一番重要なファクターになるのでは、とあれやこれや検討した結果、不節操に追加して仕しまいました。

 

村田が狙うならジェイコブスですね。

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