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アルベルト・マチャドプエルトリコ)VSアンドリュー・カンシオ(アメリカ)
WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ(2019年2月10日)
マチャドは、21戦全勝17KO、28歳。
内山高志さんからベルトを奪ったジェスリル・コラレスをKOし(2017年10月)、タイトルを獲得しています。今日が3度目の防衛戦となります。
カンシオは、25戦19勝14KO4敗2分け、30歳。WBA9位。
このクラスには、WBOチャンピオンの伊藤雅雪がいます。このマチャドもかなり強いと思いますが、なんといってもダントツ一番は、ジャーボンテイ・デービスでしょうね。WBCは、ミゲール・ベルチェルトがいますし、注目の成長株、ライアン・ガルシアもこの階級です。
試合経過)
1R)
前に出るのは背の低いカンシオ。サウスポーのマチャドは下がりながら右ジャブで距離をとります。そして、マチャドの右がテンプルにヒットし、カンシオが頭を下げたところへマチャドの左アッパーが顎をとらえ、カンシオはあっさりダウン。カウント9で立ってきましたが、結構ダメージがありそうです。しかし、マチャドはそれほど追い打ちをかけず、この回は終了します。
2R)
マチャドが倒しに行くのかと思いましたが、前に出るのはカンシオです。ボクシングスタイルがなんとなく比嘉大吾に似てますね。しつこく前に出て左右のフックを放ち、ダウンの影響は全く感じられません。ダウンを奪ったマチャドの方がやや押され気味です。
3R)
カンシオのしつこいボクシングで、マチャドは押されっぱなしです。そして、この回は結構パンチをもらっています。カンシオはガンガン前に出て、上下にパンチを放ちます。なんだかマチャドの動きが止まってきた感じです。ガードが甘いですね。
4R)
カンシオの右ストレートがマチャドのボディにヒットし、マチャドがダウンしました。どうやら3ラウンドあたりからボディが効いていたようですね。カウント9で立ってきましたが、苦しそうです。カンシオがボディブローを畳みかけると、あっさりマチャドはダウン。もうどこを打っても効いてしまう感じです。何とか立ってきたものの、カンシオが連打を畳みかけると、マチャドがしゃがみ込み、レフリーが試合をストップしました。
大番狂わせですね。マチャドはおそらく調整失敗でしょう。