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レイ・バルガス(メキシコ)VSフランクリン・マンサニージャ(ベネズエラ)
WBC世界S・バンタム級タイトルマッチ82019年2月10日)
バルガスは、32戦全勝22KO、28歳。
タイトル戦4試合はすべて判定勝ちで、やや評価を落としています。
マンサニージャは、22戦18勝17KO4敗、30歳。WBC3位。
昨年5月に、フリオ・セハを4R棄権に追い込み、挑戦権を獲得しています。
試合経過)
身長差が結構ありますね。マンサニージャは、「マンザニーヤ」とアナウンスされていますが、とりあえずここではマンサニージャで通します。
長身のバルガスが、左ジャブで距離をとりますが、マンサニージャは構わず突進してきます。そして、2ラウンドに、バルガスがボディブローを放った後、右のガードが下がったところへマンサニージャの左フックでバルガスは仰向けにダウンします。マンサニージャにまたも番狂わせのチャンスが訪れます。
結構、効いている感じでしたが、ここは何とかクリンチで逃げ切ります。その後は、バルガスが左ジャブで距離をとり、マンサニージャの突進をかわします。マンサニージャは左右を思い切り振って突っ込んできますので、4ラウンドには、バルガスが左目をカット。
その後もマンサニージャの荒っぽいボクシングに手を焼きますが、クリーンヒットで上回り、マンサニージャの2度の減点も手伝い、結局大差の判定でバルガスが4度目の防衛に成功しました。
3-0(3者とも117-108)。しかし、不用意なダウンを奪われ、評価を大きく下げたことは間違いないですね。パンチ力はマンサニージャの方がありました。バルガスのパンチは腰が引けて手打ちで、マンサニージャの突進を最後まで止めることが出来ませんでした。