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ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)VSフリオ・セサール・チャベスJR(メキシコ)

S・ミドル級12回戦(2019年12月20日)
ジェイコブスは、38戦35勝29KO3敗、32歳。WBCミドル級1位、WBAミドル級2位。183cm
今年の5月にサウル・アルバレスに善戦した実力者です。S・ミドル級で世界を狙っているのでしょうか。
チャベスは、55戦50勝32KO3敗1分け1NC、33歳。185cm
2017年にサウル・アルバレスと対戦し、大差の判定で敗れて以来、ブランクを作っていましたが、今年8月に1RKO勝ちで、再び世界を目指しているようです。
果たしてチャベスは無事にリングに上がれるのか
主催者側は、チャベスが無事にリングに上がれるかどうか、を不安視しているようです。何かと問題の多い選手ですからね。そこで、アンダーカードにガブリエル・ロサド(アメリカ)を出場させ、チャベスのトラブルに対するピンチヒッターとして準備しているようです。
従って、当日、ジェイコブスVSロサドに、カードが変更になっているかもしれませんね。はっきり言って、チャベスJRはもうダメです。
アンダーカードにWBCフライ級世界戦!
WBC世界フライ級1位フリオ・セサール・マルティネス(メキシコ)と、2位クリストファー・ロサレス(ニカラグア)によるWBC世界フライ級王座決定戦がアンダーカードで組まれています。
メインの試合より、アンダーカードの世界戦の方が、「わしボク」としては断然興味がありますね。
試合経過)
やっぱりチャベスはやらかしましたね。前日計量で、なんと2、1キロオーバー。罰金を支払うことで試合は行われるようですが、「わしボク」は代役のロサドとやった方がいいと思います。
1R)威勢が良かったのは初回だけ
チャベスが序盤からガンガン前に出て、大きなパンチを振り回します。ジェイコブスは、左ジャブで下がりながら、距離をとります。
やはり、チャベスの方が一回り大きく見えますね。意外と動きがよく、上体をゆすって前に出ます。チャベスの左フックがジェイコブスのボディにヒットしました。ジェイコブスのパンチは、チャベスに比べると、軽い感じがします。
2R)ジェイコブスはチャベスのスタミナ切れを待ってる?
ジェイコブスが軽いワンツーをヒット。パンチの重さが違いますね。しかし、チャベスも前に出てプレッシャーをかけますが、上体の動きもなくなり、手数も減ってきました。ジェイコブスは、左ジャブを突いて、チャベスの様子を見ている感じです。
3R)チャベス、早くもガス欠気味
チャベスはインターバルで、水を株価部飲んでますね。早くもスタミナ切れ?
いきなりチャベスが、大きな左右フックを放ちますが、ジェイコブスは軽くフットワークでこれをかわします。そして、少しずつジェイコブスの手数が増えてきました。チャベスも前に出ますが、手が出ません。ジェイコブスもまだ、まともに打ち合うのは、避けていますね。
4R)パンチの的確さが違う
ジェイコブスがじわじわと前に出てきました。チャベスも押し返しますが、手が出ません。ジェイコブスはボディブローでチャベスのスタミナを削る作戦のようです。
チャベスが大きな左右フックを放ちますが、すべてガードの上。ジェイコブスがコンパクトなパンチで応戦します。チャベスの大振りのパンチに対して、ジェイコブスはコンパクトなパンチを的確にヒットしています。
5R)ジェイコブスのボディショットが効いてきた
ジェイコブスが左ジャブを突いて、距離をとります。チャベスはひたすらビッグパンチ狙いなのか、あまり手が出ません。ジェイコブスは下がりながらボディショット(DAZNの実況を真似してみました)を放ちます。
チャベスが力任せにパンチを放ち、ジェイコブスを追いかけます。ジェイコブスはフットワークでこれをかわし、右ストレートをカウンター気味にヒットさせ、ワンツーで追い打ちをかけます。ジェイコブスが右手を振っているのが気になります。
しかし、チャベスのボクシングはここまで、でした。コーナーに帰るとすぐにギブアップを申し入れ、レフリーが試合をストップしました。何が効いたのかわかりませんが、恐らくガス欠なんでしょうね。まあ、予想通りの結果です。ブーイングの嵐の中、リングを後にしました。