小原佳太が7RTKOでタイトル獲得  VS永野祐樹(日本ウェルター級タイトルマッチ)日テレG+で生中継

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目次

永野祐樹(帝拳)VS小原佳太(三迫)

(出典:日テレG+)

日本ウェルター級タイトルマッチ(2020年2月1日)

永野は、19戦17勝13KO2敗、30歳のサウスポー。2度目の防衛戦。

4回戦時代に2敗していますが、その後は15連勝(11KO)の快進撃を続けています。2015年度の新人王。2019年4月に矢田良太にTKO勝ちして日本タイトルを獲得しています。

小原は、27戦22勝20KO4敗1分け、33歳。日本1位。IBF4位。

2016年にIBF世界S・ライト級王者のエドゥアルド・トロヤノフスキーに挑戦し、2RTKO負けでタイトル獲得に失敗しています。2019年10月に垂水稔朗にTKO勝ちして、挑戦権を獲得しました。

試合経過)

1R)初回から激しい打ち合い

開始早々、いきなり小原がワンツーを放ちます。小原が積極的に打って出ます。永野はこれを冷静に対処し、腰を落として、右ジャブを突いて前に出ます。しかし、さすが世界ランカー、小原がショートのワンツーを返しました。前に出るのは永野ですが、小原は下がりながら、右のカウンターを狙っていますね。

ラウンド中盤、永野の得意の左ストレートが、小原の顎をとらえます。永野がプレッシャーを強めて、左ストレートを放ちます。小原はやや押され気味です。残り50秒のところで、永野の左ボディがヒットし、小原が腰を折ります。

しかし、終盤、小原のワンツーがヒットし、永野の動きが止まります。初回からすごい打ち合いです。

2R)チャンピオンがダウン

じわじわと永野が前に出ます。小原は下がりながら右アッパーを放ち、永野の顎が上がります。前に出る永野に対して、小原がボディブローを中心に応戦します。

一進一退の打ち合いが続き、ちょうど2分が経過した時、小原の右フックが永野の顎をとらえ、なんとチャンピオンがダウン!

(永野の左に合わせて小原の右フックがヒット)

すぐに立ってきた永野に対して、小原がじわじわと追いつめます。そして、ラウンド終盤、コーナーに詰めて小原が連打を浴びせますが、永野もここは何とか持ちこたえます。やや足どりの怪しい永野ですが、ゴングに救われます。

3R)小原がペースをつかむ

挽回を図る永野が前に出ます。しかし、小原は下がりながら、的確に左ジャブを放ちます。前に出る永野ですが、先に手を出すのは小原です。まだ、ダメージが残っていますね。

ラウンド中盤、小原の左右の連打で、永野がまたピンチに陥ります。その後も、小原がいろいろな角度から、パンチを放ち、永野を追いつめます。永野も何とかペースを取り戻そうと、前に出ますが、パンチの的確さでは、小原ですね。

4R)小原のうまさが光る

永野がペースを取り戻そうと、積極的に打って出ます。しかし、相手をよく見ている小原は、永野のガードの隙間へ、的確にパンチをヒットさせます。永野は前に出ますが、やはり左を狙いすぎて、手数が少ないですね。

ラウンド中盤、永野の左ストレートの打ち終わりに、小原が右ストレートをヒットさせます。永野も必死に応戦しますが、小原は上下にパンチを打ち分け、うまさを見せます。2分過ぎに、ようやく永野左ストレートがヒットしましたが、小原はそのあとの追撃を許しません。

5R)ラウンド後半、永野がまたピンチ!

永野がプレッシャーを強めて、前に出ます。右ジャブで距離を図り、左ストレートをヒット。ラウンド前半、ややパンチを被弾した小原ですが、後半に反撃を開始します。そして、お互いのパンチが交錯するスリリングな打ち合いの後、小原の左右のフックが永野の顔面をとらえ、右ストレートで永野がのけぞります。

ロープに詰まった永野に、小原が連打を畳みかけます。ロープ伝いに逃げる永野ですが、かなりダメージがありますね。終盤に、小原がまた上下に連打を浴びせますが、ここは何とかゴングに救われます。

6R)小原、小休止

公開採点は、3者とも50-44で小原が、大きくリードしています。

前に出るしかない永野ですが、小原は相手をよく見て、冷静にさばいています。必死に前に出る永野に対して、小原はこのラウンドは休んでいますね。このラウンドは永野の手数が優っていますが、パンチにキレがないですね。ラウンド終盤は、小原が右ストレートをダブルでヒット。

7R)最後は右の狙い撃ちで仕留める

前に出る永野に対して、前に回休んだ小原が、迎え撃ちます。小原は、少しずつ下がりながら、右のカウンターを狙っています。永野のパンチも結構ヒットしてますが、本来の威力がありません。

ラウンド中盤、小原が前に出て連打を放ち、永野を追いつめます。苦しいチャンピオン。

ラウンド終盤、うまく休みながら小原が、右のストレートを狙い撃ちします。この右のストレートを、立て続けにまともにもらったところで、レフリーが試合をストップしました。

(右ストレートを狙い撃ち)

「負けたら引退」を公言していた小原は、この勝利でウェルター級で日本最強となり、また世界へ再度挑んでいくのでしょうね。「わしボク」としては、クドゥラ金子と戦ってほしいと思っています。

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