アンドリュー・カンシオがまさかのKO負けで王座陥落 VSレネ・アルバラード(WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ)DAZNで生配信

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目次

アンドリュー・カンシオ(アメリカ)VSレネ・アルバラード(ニカラグア)

(出典:DAZN)

WBA世界S・フェザー級タイトルマッチ(2019年11月23日)

カンシオは、27戦21勝16KO4敗2分け、31歳。168㎝。

アルベルト・マチャドに番狂わせでKOし、タイトルを獲得。再戦でも3RKOで初防衛に成功しています。

アルバラードは、39戦31勝20KO8敗、30歳。WBA1位。

2017年にユリオキス・ガンボアに判定負けしてから、7連勝してタイトル挑戦のチャンスをつかみました。カンシオには、2015年12月に対戦し、8RKO負けを喫しています。

トップコンテンダーとの防衛戦ですが、恐らく早い回でカンシオのKOシーンが見られると思いますよ。

試合経過)

1R)どうした?カンシオ

アルバラードが小刻みに左ジャブを突きます。そして、アルバラードの左右のフックがヒットすると、カンシオの動きがおかしくなります。まるでマチャドが乗り移ったように、パンチに精彩がなく、ガードも甘いので、アルバラードの左右のパンチをまともにもらっています。

ラウンド中盤には、アルバラードの左右の連打を浴びて、早くもカンシオがピンチに陥ります。左右のボディブローもヒットし、カンシオの動きがさらに鈍くなりますが、何とかこのランドはしのぎました。

2R)動きの鈍いカンシオ

カンシオが反撃に転じますが、アルバラードも左右のフックで応戦します。とにかく手数の多いアルバラードに、カンシオはまたもや防戦一方に追いやられます。

アルバラードの右ストレートがカウンターでカンシオをとらえ、さらに左右のボディブローを畳みかけます。カンシオは別人のように手数が少なく、ほぼノーガードで打ち合うため、まともにアルバラードのパンチをもらうシーンが多くなります。終盤に、ようやくカンシオがワンツーを返しました。

3R)アルバラードの一方的な展開

カンシオの表情に、早くも疲れの色が感じられます。とにかく体が重いカンシオ。前日計量から、体重を増やしすぎたのかもしれませんね。

アルバラードがリズムよく、左右のフックをポンポンと放ちます。手数で完全に圧倒しているアルバラードのパンチを、カンシオはルーズなガードでまともにもらっています。カンシオは手数も少ないですし、パンチにスピードもキレもありません。

時折カンシオがワンツーを放ちますが、その後が続きません。すぐにアルバラードの左右のパンチを返され、またも、まともにもらってしまいます。それほど強いパンチではありませんが、これだけまともにパンチを受けては、ダメージが蓄積してしまいますね。

4R)カンシオは防戦一方

どうやらカンシオが左目の上をカットしたようです。

相変わらずアルバラードがきびきびとした動きで、左右のフックを振り回します。カンシオは動きが鈍く、ガードがルーズなので、アルバラードの軽いフックがまともにカンシオをとらえ、何度も顎が上がります。

アルバラードもそれほど強いパンチではありませんが、とにかく手数が多く、ガードの甘いカンシオの顎を再三とらえ、カンシオの動きが止まります。アルバラードのワンツーを浴びて下がり、もはや一方的な展開になってきました。

5R)相変わらずノーガードのカンシオ

カンシオが前に出て、勝負に出ます。しかし、アルバラードも左右のフックを振り回し応戦します。カンシオの動きが鈍いですね。さすがにアルバラードも打ち疲れたのか、少し手数が減ってきました。

それでもガードの甘いカンシオに、アルバラードの左右のフックがヒットして、カンシオの動きが止まります。

ゴングが鳴って、レフリーがカンシオに対して「are you going?」と言ったように聞こえました。「まだやれるか」みたいな感じでしょうか。

6R)余裕のアルバラード

カンシオの左目の上の出血がひどくなっています。

カンシオが打って出ます。何とかペースを取り戻そうと必死です。アルバラードは落ち着いて対処します。かなり余裕が見られますね。そして、カンシオのダメージの様子を見ている感じです。アルバラードは軽くワンツーを放ち、下がりながら右ストレートをカウンターでヒットしました。

終盤、アルバラードが連打を畳みかけます。

7R)one more round

ラウンドが始まる前に、黒服のインスペクターみたいな人が、「 one more round 」と言ってるように聞こえました。おそらく、もう1ラウンドだけだぞ、てな意味でしょうね。

当然、カンシオが勝負に出ます。アルバラードは下がりながら応戦します。アルバラードは下がりながら、左ジャブを突いて、距離をとります。もう、無理はしません。それでも、アルバラードは左ジャブから、ワンツーを放ちます。カンシオは相変わらず手数が少なく、アルバラードを追いつめることが出来ません。

アルバラードは、下がりながらカンシオの様子を見ている感じです。カンシオは何とかしようと必死に前に出ますが、パンチにスピードもキレもありません。アルバラードは距離をとって、アウトボクシング。

そして、レフリーが7ラウンド終了後、試合をストップしました。アルバラードの7R終了KO勝ちで、タイトルを獲得しました。余計なことですがこのアルバラードも初防衛は無理でしょうね。

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