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レオ・サンタ・クルス(メキシコ)VSミゲール・フローレス(アメリカ)
WBA世界S・フェザー級王座決定戦(2019年11月23日)
サンタクルスは、38戦36勝19KO1敗1分け、31歳。WBAスーパーフェザー級王者。170㎝。
フローレスは、26戦24勝12KO2敗、27歳。WBA2位。172㎝。
サンタクルスは、4階級制覇達成のために、手ごろな相手を探してきた感じがしますね。お互いパンチ力はなさそうですから、サンタクルスが、手数で圧倒して大差判定勝ち、が大方の予想でしょう。
試合経過)
1R)フローレスが先に仕掛ける
サンタクルスはいつも通りガードをガッチリ固めています。フローレスは結構強めのパンチを打ちこんできます。KO率の割には、パンチ力はありそうです。ラウンド終盤、サンタクルスもボディブローを中心に応戦します。
2R)サンタクルスが少しずつテンポアップ
このラウンドも先に仕掛けるのはフローレスです。サンタクルスはまだ、様子を見ている感じです。サンタクルスは、右のショートのカウンターを狙っていますね。ラウンド終盤から、サンタクルスがにエンジンがかかってきた感じです。
3R)徐々にサンタクルスのペースに
サンタクルスが出てきました。開始1分弱、サンタクルスの右ストレートがきれいにヒットしました。フローレスもボディブローで応戦しますが、少しずつ押され気味になってきました。サンタクルスにいつものリズムが出てきましたね。
4R)サンタクルスのプレッシャーが強くなる
ボディの打ち合い。フローレスのボディブローもうまいですね。しかし、1分すぎたころから、サンタクルスのプレッシャーが強くなってきます。
5R) このままずるずる行きそうですね。
フローレスがペースを取り戻そうと、積極的に出てきましたが、徐々にサンタクルスがプレッシャーをかけて前に出てきます。しかし、サンタクルスもいつもほど手数は多くないですね。
6R)サンタクルスの手数が増えてきた
前に出てプレッシャーをかけるのはサンタクルスですが、いつもより慎重です。あまり強引に打って出ません。フローレスは完全に押されています。サンタクルスは、少しずつ手数は増えてきましたが、攻撃はちょっと雑ですね。
7R)お互い小休止?
前半は、サンタクルスもそれほどプレッシャーをかけず、お互いど効果的なパンチはありません。ラウンド後半は少しずつ前に出てきましたが、それほど効果的なパンチはありません。
8R)フローレスがホールドで減点
サンタクルスのギアが上がった感じです。フローレスはクリンチで逃げるシーンが多くなり、ついにホールドの減点を取られました。
後半、サンタクルスが結構いいパンチを打ちこみいます。手数も増えてきましたね。フローレスは、やや防戦一方になってきました。
9R)フローレスが防戦一方に
サンタクルスがボディ攻撃でフローレスを追いつめます。少し強めのパンチを放つようになってきました。サンタクルスがリズムよくパンチを放ちます。ラウンド終了間際に、サンタクルスの右ショートが2発ヒットしました。
10R)サンタクルスが左目をカット
サンタクルスに余裕が見えてきました。しかし、バッティングでサンタクルスが左目をカットしました。サンタクルスの手数が増えてきました。フローレスは下がりながら、打ち終わりに右ストレートを狙っています。
11R)相変わらずサンタクルスのプレッシャーが強い
フローレスはヒットアンドウエイで、動きは序盤とあまり変わっていません。しかし、サンタクルスのプレッシャーが強く、また押され気味の展開になってきました。カットの影響か、サンタクルスもやや手数が減ってきた感じです。
12R)サンタクルスにいつもの連打がみられず
最終ラウンドも、前に出るのはサンタクルスです。フローレスは相変わらず下がりながら、打ち終わりを狙いますが、ロープに詰まるとクリンチ逃げます。サンタクルスも、いつもの連打で圧倒することが出来ません。
判定は3-0(116-112、117-110、117-110)でサンタクルスが4階級制覇を達成しました。次の標的は、ゲーリー・ラッセル(WBCフェザー級王者)だそうですが、サンタクルスにとっては、リスクの少ない相手ですね。