レドゥアン・バルテレミー(キューバ)VSエドゥアルド・ラミレス(メキシコ)
S・フェザー級10回戦(2019年11月23日)
バルテレミーは、16戦15勝7KO1分け、30歳のサウスポー。WBAフェザー級11位。180㎝。
ラミレスは、28戦22勝9KO2敗3分け1NC、26歳のサウスポー。WBCフェザー級11位。168㎝。
2017年には、IBF王者のリー・セルビーに挑戦し、判定でタイトル獲得に失敗しています。世界戦線に再浮上するためには、どうしても負けられない一戦です。
この二人は、2017年9月に対戦し、スプリットデシジョンの引き分けに終わっています。
1R)ラミレスが積極的に攻める
サウスポー同士の対決です。じわじわと前に出るのは、背の低いラミレス。長身のバルテレミーは下がりながら、長り右ジャブを突きます。ラミレスの右フックは空を切りましたが、速いですね。バルテレミーのガードが少しずつ下がってきました。
2分過ぎ、ラミレスの左から右の逆ワンツーが軽くバルテレミーの顔面をとらえました。バルテレミーの右のガードが低いですね。ラウンド終盤、ラミレスの飛び込むように放った右フックが、バルテルミーの顎をかすりました。
2R)バルテレミーが距離をキープ
この回もラミレスが前に出ます。バルテレミーは下がりながら、左のカウンターを狙っているようです。バルテレミーが右ジャブを使って、長い距離をとっているので、ラミレスも容易に入っていけません。
3R)ラミレスの軽いパンチを不用意にもらうバルテレミー
バルテレミーが重心を低くして、左のカウンターを放ちます。しかし、ラミレスも強引に前出てパンチを放ちます。ラミレスの軽いパンチが、何発かバルテレミーにヒットします。バルテルミーのガードはさらに下がりました。左ボディ―のカウンターを狙っていますね。
中盤、ラミレスの軽い左右フックを、バルテレミーは不用意にもらっています。距離もかなり近くなってきましたね。バルテレミーは腰を落として、右ジャブで距離をとろうとしています。
終盤、バルテレミーのカウンターがようやくヒット。タイミングはいいですが、パンチが軽いですね。ラミレスは構わず、左右のパンチを放って、前に出ます。
4R)軽いパンチの後にカウンター一発
バルテレミーは右ジャブで距離をとろうとしますが、ラミレスが強引に入っていきます。ラミレスの軽いパンチが、結構バルテレミーの顎をとらえています。
そして、ラミレスがコーナーに詰めて、左フックをヒット。左右のフックもバルテレミーの顎をとらえています。
2分過ぎに、やや力を込めたラミレスの左フックが、バルテレミーの顎を打ち抜きました。しかし、バルテレミーはそれほどダメージを受けた様子はなく、ガードを下げて、のらりくらりと、ラミレスのパンチを外していました。そして残り9秒のところで、ラミレスの右ストレートをカウンター気味にもらい、ついにバルテレミーがダウン。
立ってきたバルテレミーはフラフラで、レフリーが試合をストップしました。ラミレスがリマッチを4RTKO勝ちで制しました。