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ホルヘ・リナレス(ベネズエラ・帝拳)VSルーク・キャンベル(イギリス)
WBA世界ライト級タイトルマッチ(2017年9月24日)
(出典:WOWOW)
リナレスは45戦42勝27KO3敗、32歳。
これで3回連続イギリス人との対戦となりますね。アメリカ開催なのが救いです。
キャンベルは18戦17勝14KO1敗、29歳。長身のサウスポーです。
KO率は結構高いですが、それほどパンチ力があるとは思えません。
危険な相手ではないと思いますが、長身のサウスポーというのが難点ですね。やりにくそうですし、噛み合わないような感じがします。
イギリス人にしてはそれほどガードが堅い感じもなさそうですし、早い回からエンジン全開で強引に距離を詰めれば、あっさりKOもあり得る気がします。
キャンベルの距離で戦い、終盤まで粘られると厄介かもしれません。
試合経過)
アンダーカードで、フィリピンのホープ、ロメロ・ドゥノが登場しました。
14勝13KO1敗のハードパンチャーです。KOを期待しましょう!
この後がリナレスです。まだ、これからバンデージを巻くところですね。
ウォーミングアップを始めました。私があんな体操したら、疲れてしまって、しばらく動けなくなりそうですよ。(11:25)
ドゥノの相手のサンチェスは、単なるアンダードックではないですね。ペースは握っていますが、かなりてこずっています。
ドゥノは、素質は素晴らしいものを持っていますが、ボクシングが雑ですね。まだ、これからの選手です。3-0(78-74)でドゥノの判定勝ちです。
控室の表情では、キャンベルがかなり緊張している感じがします。
両者、リングインです。やっぱりキャンベルは表情が硬いですね。リナレスは気合が入っている感じです。
1R)
キャンベルの右ジャブがうるさいですね。リナレスが前に出ます。
リナレスが距離を詰めていますね。
2R)
リナレスがプレスをかけます。それにしてもキャンベルは大きいですね。
リナレスが踏み込んで右パンチをヒットし、ダウンを奪いました。
(踏み込みのスピードで倒したリナレスらしいダウンです)
ダメージはなさそうですが、追撃のリナレスのボディブローがいいですね。
3R)
リナレスのボディブローが上手いですね。スピードでリナレスが上回っています。
キャンベルはリナレスの打ち終わりに、左ボディブローを狙っています。
4R)
キャンベルはボディが上手いですね。キャンベルの右目の下が腫れています。
(このボディブローで肋骨を痛めたのかな)
キャンベルが、少し自分のペースを取り戻しきたようです。
5R)
キャンベルの目の傷はあまり影響はなさそうです。
キャンベルの手数が増えてきました。少し盛り返してきました。
6R)
キャンベルの手数が植えています。キャンベルの右がヒット。
リナレスは少しペースダウン。キャンベルはパワーがありますね。
7R)
どうもキャンベルのペースになってきたような感じがします。不味いですね。
そして、リナレスのパンチがヒットしなくなってきました。キャンベルはディフェンスが上手いですね。
8R)
キャンベルの右が邪魔ですね。リナレスは中に入れなくなってきました。
しかし、リナレスの右が久しぶりにヒット。この回はリナレスの動きが少し良くなってきました。
9R)
リナレスのパンチがまたヒットし出しました。動きはよくなってきました。
しかし、キャンベルの懐は深いですね。
お互いに打ち終わりのカウンターを狙っています。
最後にキャンベルの連打がヒット。
判定はかなり微妙になってきましたね。
10R)
キャンベルの手数がまた増えてきました。
パンチのスピードはリナレスですが、回転はキャンベルの方が速いですね。
キャンベルのパンチはクリーンヒットしていませんが、どうもリナレスの打たれた時の見栄えがが悪い感じがします。
11R)
後半は手数に勝るキャンベルがポイントを取っていますね。
しかし、お互いこの回は手数が少ないですね。
キャンベルはポイントでリードしてると判断し、逃切りに入った感じです。
12R)
リナレスが積極的に出てきました。
リナレスの右フックがクリーンヒット!キャンベルが少しぐらつきました。
(このパンチは結構ダメージがありました)
リナレスの攻勢が続きます。
この回もキャンベルの動きが少し悪いですね。
キャンベルは予想以上に難敵でした。やはりリナレスは長身のサウスポーにてこずりました。
判定は2-1(113-115、114-113、115-112)でリナレスの防衛成功です。
リナレス、大苦戦でした。
ビッグマッチ(マイキー・ガルシア、ワシル・ロマチェンコ、テリー・フラナガン)
を望んでいるようですが、今日の出来では実現はかなり難しい感じがします。
試合終了後の情報によりますと、4ラウンドにリナレスはろっ骨を痛めたようです。
確かにそのあとしばらく動きに精彩を欠き、キャンベルにペースを握られましたが、全くそんなそぶりを見せずに、終盤に反撃した根性には頭が下がります。