ジャレド・アンダーソンがTKO勝ちで、パーフェクトレコードを14に伸ばす VSジョージ・アリアス(USNBC全米・WBOインターナショナルヘビー級タイトルマッチ)

目次

(出典:WOWOW)

ジャレド・アンダーソン(アメリカ)VSジョージ・アリアス(ドミニカ共和国)

USNBC全米・WBOインターナショナルヘビー級タイトルマッチ(2023年4月9日)

両選手のプロフィール

ジャレド・アンダーソン(アメリカ)WBO世界ヘビー級9位

13戦全勝13KO、23歳 オーソドックス・スイッチヒッター

身長 193cm リーチ199cm 体重 112キロ

「わしボク」が注目しているヘビー級のニューフェースです。2021年に元NABA北米ヘビー級王者のオレクサンデル・テスレンコに何もさせずに2RTKO勝ち。テスレンコはこの試合までわずか1敗だけで一時は世界12位にランクされた強豪です。アンダーソンの持ち味はスピードですが、パンチの破壊力も一級品です。2022年12月には、WBOインタナショナル王座決定戦でジェリー・フォレストにTKO勝ちしました。

ジョージ・アリアス(ドミニカ共和国)

18戦全勝7KO、31歳  オーソドックス

身長 180センチ  リーチ 188センチ  体重 107キロ

ドミニカ共和国のマイクタイソンと呼ばれているようです。ここまで負け知らずの18連勝をキープしています。

試合展開

アリアスは、身長こそタイソンと同じですが、顔はどちらかというとモハメド・アリに似てます。しかしKO率が40%弱というのは、ヘビー級としてはかなり低い数字ですね。なにしろアンダーソンが100%ですから。

1ラウンド 序盤からアンダーソンのペース

アンダーソンが前に出て、アリアスが下がる展開です。アンダーソンは左ジャブを上下に放ちます。速いというより強いパンチですね。強引に倒そうとしているようです。アリアスはほとんど手を出しませんでした。

2ラウンド アンダーソンの左ジャブが多彩

ゴングが鳴る前から、アンダーソンは立ちあがり臨戦体勢に入っています。ロープに詰まると、ようやくアリアスも応戦してきます。アンダーソンがジャブをついて、アリアスをロープに詰めます。アリアスはゴムまりのような体つきで、意外と打たれ強そうな感じがします。

しかし、アリアスのパンチはアンダーソンのスウェーバックで全く届きません。アンダーソンの左ジャブが、ことごとくアリアスの顔面にヒットします。左ジャブのスピードが速くなってきた感じです。アリアスはアンダーソンの左ジャブの打ち終わりを狙っています。

3ラウンド アンダーソンがサウスポーにスイッチ

この回もアンダーソンがジャブをついて前に出ます。そして、右ストレートを打ち込みますが、アリアスも必死に応戦してきます。そして、中盤から、アンダーソンがサウスポーにスイッチしました。今度は右ジャブをついてアリアスを追い詰めます。終盤、アンダーソンの左アッパーがアリアスの顎をとらえました。まだアリアスにダメージは感じられませんでしたが、ラウンド終了間際にアンダーソンが連打を浴びせ、アリアスの足がばたついたように見えました。

コーナーに戻ったアリアスの目をチェックしています。どうやらカットしたようです。そして、陣営がギブアップを申し出ました。ここで、試合終了です。

アンダーソンの3ラウンド終了TKO勝ちです。パーフェクトレコードを14に伸ばしました。

WBO9位、WBCでも11位にランクされています。193センチは今のヘビー級では決して大きくはありません。世界戦線に浮上するには、力づくで倒すより、スピード、ディフェンス力を磨くことが大切でしょうね。

 

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