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岩佐亮佑 3RTKO勝ち グレン・メデュラ(フィリピン)
124P契約(フェザー級)8回戦(2017年3月2日)
(出典:日テレG+)
岩佐は24戦22勝14KO2敗、27歳のサウスポーです。
メデュラは10戦8勝5KO1敗1分け、フィリピンフェザー級6位の21歳。
岩佐はこれが8か月ぶりの実践となり、しかも世界前哨戦です。
絶対に負けられない一戦です。こういうの、ホント嫌でしょうね。
Sバンタム級より2ポンド重いキャッチウエイト。やはり少し重いようですね。
スピードもフットワークも、いつもの岩佐ではないように見えました。
しかもリングサイドに、チャンピオンの小國以載が見に来ています。緊張するでしょうね。動きも若干ぎこちない感じです。
(なんとなく王者の風格が出てきたような気がしますね)
拳のケガを警戒いているのか、左ストレートも軽く打っている感じです。
(2ラウンドに放った軽い左ストレートでメデュラがぐらつく)
それでも、力の差は歴然としており、3ラウンドに左ストレートをヒットすると、
メデュラはあっさりダウン。
(左ストレートを打ち込むとメデュラはあっさりダウン)
連打を畳みかけると、すぐにレフリーがストップしました。
とりあえず絶対に落とせない試合を無事クリアし、さあ、いよいよ小國との世界に挑みます。小國のケガで夏ごろになるようですが、楽しみな一戦です。
ここ一番でどうも力を発揮できない岩佐ですが、いつもの速くて上手い岩佐なら、KOも期待できると思います。今日の出来では、ダメですけどね。
(試合が終わってやっと笑顔に)
ブライアン・ビロリア(アメリカ) 判定 ルーベン・モントーヤ(メキシコ)
114P契約(Sフライ級)8回戦
(出典:日テレG+)
ビロリアは43戦36勝22KO5敗2NC、36歳になります。
モントーヤは25戦20勝12KO4敗1分け、31歳。メキシコSフライ級チャンピオンです。
ビロリアも114Pは重すぎますね。
モントーヤが一回り大きく見えます。
クリーンヒットではビロリアですが、モントーヤのパワーにかなり押され気味で、ボディブロー以外には、ビロリアの良さはほとんど見られませんでした。
やはりフライ級で戦うことをお勧めします。
尾川堅一 判定 杉田聖
日本Sフェザー級タイトルマッチ
(出典:日テレG+)
尾川は21戦20勝16KO1敗、29歳。4度目の防衛戦です。
杉田16戦12勝7KO3敗1分け、27歳。日本ランク1位の指名挑戦者です。
2人は11か月ぶりの再戦となります。
前回は9RTKO勝ちで、尾川が初防衛に成功しましたが、杉田の善戦にかなり苦戦した印象があります。
序盤は杉田が左ジャブでペースを握りました。
尾川は手数が少なく、ジャブの差し合いでも負け、2ランドには杉田のパンチでカットとするハンデも背負う、かなり苦しい立ち上がりとなりました。
4ラウンドから尾川はボディブローで活路を見出し、得意の右ストレートのタイミングもあってきました。
(中盤からようやく尾川の右ストレートが決まり出しました)
杉田は前回同様、回を追うごとに手数が減っていき、完全に尾川にペースを握られてしましたした。
9ラウンドに杉田が勝負をかけて攻勢に出ましたが、尾川も応戦。
10ラウンドにようやく尾川らしい連打が見られ、なんとか追いついたかな、という感じで10ラウンドのゴングが鳴りました。
杉田は好選手ですが、どうもスタミナに課題が残りますね。
尾川は今回も苦戦しましたが、後半は左ジャブもよく出て、尾川らしい右ストレートをヒット。しり上がりに動きが良くなったことは評価できると思います。