ミドル級で世界を狙うジェフ・ホーンが番狂わせのTKO負け VSマイケル・ゼラファ

ジェフ・ホーン(オーストラリア)VSマイケル・ゼラファ(オーストラリア)

(出典:WOWOW)

WBAオセアニアミドル級タイトルマッチ(2019年8月31日)

ホーンは、21戦19勝13KO1敗1話k3、31歳。WBA3位。

マニー・パッキャオを、大番狂わせで破った前WBOウェルター級王者です。→https://www.boxing-blog.com/entry/2017-07-02-122759

テレンス・クロフォードにTKO負けして、タイトルを失っています。→https://www.boxing-blog.com/entry/20180815

その後、何と一気に2階級も上げて、これがミドル級転向第二戦です。村田諒太のタイトルを狙っているそうですが、さて…

ゼラファは、29戦26勝16KO3敗、27歳。

元S・ウェルター級の世界ランカーです。昨年12月にケル・ブルックに判定負けして、世界ランクから姿を消しました。2015年にピーター・クイリンにKO負けしてます。→https://www.boxing-blog.com/entry/2015-11-03-140544

体格比較

       身長    リーチ

ホーン   175㎝   173㎝

ゼラファ  180㎝   182㎝

試合経過)

1R)ホーンがいつものように変則的にステップイン

ホーンのお腹周りは、ややゆとりがあるように見えます。ホーンが、いつものように、やや変則的に突っ込んでパンチを放ちます。ゼラファは距離をとって、様子を見ています。そして、ホーンのステップインに合わせて、カウンターを狙っています。ホーンはステップインの際に、ややガードの甘さが目立ちますね。

2R)ホーンがいきなりダウン

ゴングが鳴って30秒足らず。ゼラファの長い左ジャブから返しの右フックで、ホーンがバランスを崩すようにダウンしました。これはそれほどダメージはなさそうですね。

(2発目の左ジャブ)
(足が揃ってバランス崩した感じです)
(ショートの右フック)

前に出るホーンに対して、ゼラファの右アッパー、左右のフックがヒットします。ホーンのステップインのパンチを、ゼラファは余裕を持ってバックスステップでかわします。ホーンにやや焦りが感じられます。

3R)今度はゼラファがピンチに

開始20秒、今度はホーンの左フックが、カウンターでゼラファの顎をとらえます。これはちょっと効いた感じです。ここからホーンが一気に襲い掛かります。ゼラファはまだダメージが残っていますよ。しかし、ホーンのパンチはゼラファに読まれていますね。

残り1分のところで、ホーンの左目から出血。これはどうやら、偶然のバッティングによるものとのことですが、かなり深い傷に見えます。

4R)なかなかリズムに乗れないホーン

開始早々、ゼラファのワンツーがヒットしました。そして、かなり強めに打った右フックがダブルでホーンをとらえます。しかし、ホーンも一発返しましたのでゼラファの攻勢が止まります。

ラウンド中盤、ゼラファの長いワンツーがヒットします。ホーンはなかなかペースを取り戻せませんね。終盤、ダメージが回復したゼラファが、長いワンツーを打ち込み、ホーンを追いつめます。ホーンが飛び込みと、ゼラファがタイミングの良い右カウンターを放ちます。これがまともにヒットすれば、倒れますよ。しかし、ゼラファもダウンを奪った序盤ほど、余裕はありませんね。

5R)ホーンがプレッシャーをかけて前に出る

何とかペースを取り戻そうと、ホーンが積極的に前に出ます。ゼラファは、長い左ジャブで距離をとります。しかし、この回はゼラファが押され気味です。序盤に比べると、ややスピードも体のキレもなくなってきたように見えます。

6R)なかなか距離を詰められないホーン

この回もホーンが積極的に前に出ます。ゼラファは長い左ジャブで、距離をキープし、右のカウンターを狙っています。後半、ガードが甘くなったホーンに、右のフックがヒットします。そして、ホーンのステップインに合わせて、右カウンターを放ちます。ホーンのステップインに鋭さがないですね。

7R)ゼラファの右が結構ヒット

ホーンが飛び込んでパンチを放つと、ゼラファがクリンチでこれを阻止します。中盤からこのパターンが多くなりました。ゼラファはとにかく距離をとって、逃切りを図っていますね。しかし、ホーンが動きを止めると、ゼラファはすかさず、右を打ち込んできます。ホーンの動きも、かなり鈍くなってきました。

ランウド終盤、ゼラファの綺麗な右ストレートで、ホーンがロープに飛ばされます。

8R)ホーンの動きが鈍い

全く同じ展開が続きます。ただ、ホーンの突進力は明らかに落ちてきましたね。しかし、ゼラファも余裕はありません。クリンチで逃げるシーンが多くなりました。

ラウンド中盤、ゼラファの右フックがホーンの顎をとらえますが、そこから追撃のパンチが出ません。ホーンが隙を見せると、すかさずゼラファが軽いフックを当ててきます。そして、ゴング間際にキレイなワンツーをヒットします。

9R)ホーンが2度ダウンして、TKO負け

ゼラファの動きにキレが戻った感じです。左ジャブもシャープに伸びて、ステップもしっかりしてきました。この回は、ゼラファの方が前に出て、ワンツーを叩き込みます。ホーンは苦しいですね。中盤から、ゼラファが明らかに動きの鈍ったホーンに襲い掛かります。

残り1分。ゼラファがホーンをロープに詰めて、連打を浴びせると、ホーンが前に崩れるようにダウンしました。

(もう滅多打ちです)
(かなり深いダメージ)

何とか立ってきましたが、足元はフラフラです。ここで、ストップかと思いましたが、レフリーはカウント8で試合を続行させました。しかし、ホーンにもう戦う力は残っていません。コーナーに詰まって、ゼラファの連打を浴びたところで、ようやくレフリーが試合をストップさせました。

ホーンは力尽きた感じのTKO負けでしたね。それにしても、レフリーのストップは遅すぎます。

(結局、何もできずにレフリーストップ)

これに勝って世界挑戦を狙っていたホーンにとっては、まさかのTKO負けでした。勝ったゼラファは大番狂わせと言ってもいいでしょう。ホーンには、ミドル級は少し重すぎますね。再度世界を狙うなら、S・ウェルター級に落とした方がいいでしょう。しかし、ゼラファが世界を狙うには、ちょっとパワー不足ですね。

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